徒然なるままに気後れ。 -第九回-
近況
飲み会の楽しさに気づきました。
それは「普段あまり話さない人とも話せる」ということです。
自分はお酒が飲めないので冷静ですが
周りはほとんどがお酒を飲み、酔っぱらうことにより
普段よりもオープンになるので自分はそのスキを突いて話しかけるのです。
まぁ次会った時には関係元通りですけど。
あ、今回の大テーマは「会議」です。
全世界虫会議
''今回の議題は「地球温暖化」です。''
議長のキリギリスが点呼をとり、今日も全世界虫会議が開かれる。
出席者は
議長:キリギリス
副議長:オケラ
書記:フンコロガシ
お調子者:アリ
ハミダシ者:ムカデ
この5人…もとい5匹である。
「結局はさ、人間がいけないんじゃない?」
人間嫌いのムカデはいつも人間のせいにする。
見た目だけで忌み嫌われているのを根に持っているのだろう。
「でもさ~虫も悪いと思うよ~俺は」
のんびりとした口調でアリが遮る。
「じゃあ具体的に俺らのなにがいけないんだ?あ?」
ムカデとアリは犬猿の仲…もとい蟻百足の仲だ。
「え~それは~思いつかないけど~」
アリはいつも適当だ。
根拠がないくせにゆっくり喋るのでタチが悪い。
書記のフンコロガシは星を見た。
副議長のオケラは穴を掘った。
議長のキリギリスはウトウト小船を漕いでいる。
これがいつもの「世界一小さな世界会議」である。
井の中の蛙…もとい草むらの中の虫たちであった。
線路沿い、ファミレス、午前9時。
「まじイミフなんですけど~!!」
愛花はそう叫び
山盛りポテトフライに飛び込んだ。
顔は油まみれ。おまけに少しのケチャップも付いている。
今日は抜き打ちテストがあるらしい。
委員長のリークだ。
こうなってはもはや「抜き打ち」ではない。
しかし、そのために勉強をするような乙女ではない。
今日も禄でもない青春が環状線をゆらゆら廻っていた。
、、、
「あんた、その顔どうしたの?」
ドリンクバーに行っていた美紅が帰ってきた。
「知らねぇ。ポテトに襲われた」
なら…と美紅が手に持ったメロンソーダをぶちまけた。
愛花の顔は油とメロンと少しのケチャップ。
センスのないビュッフェ状態。
「学校行くか」
無駄遣いの日々が今日も始まっていく。
二人は慌てて黄色い電車に飛び乗った。
モラルモラルモラル
(コーラス)
モラルモラルモラル
涙が一粒落ちた時
モラルモラルモラル
味蕾が儚くちぎれた時
僕ら生まれる
能登半島のどこかに
モラルモラルモラル
終わりが少し見えた時
モラルモラルモラル
君が闇夜に消えた時
彼方に見える
積乱雲がのどかに
(コーラス)
また一つ惡が生まれる
能登半島のどこかに
(コーラス)
(コーラス)
(コーラス)
It's Your Dream!!!!!
タネアカシ
全世界虫会議
井の中の蛙大海を知らずってことわざがすごく好き。
いつか俺に大海を見してくれるんじゃないかって希望が持てるから。
線路沿い、ファミレス、午前9時。
浪費してこそ青春。
自分もマックに入り浸ってたなぁ。
まぁ放課後だけどね。
あ、線路沿いではあったけど。
モラルモラルモラル
出ました。
詞です。
こいつは常習犯です。
前回怒られたの覚えてないのか。
次回未定