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264.辻忠作が信仰熱心になった理由/悟空じゃなくてベジータになれ


はじめに


「教祖年祭活動が始まったけどいまいちが気持ちが上がらない。」
という方、案外いるんじゃないでしょうか?

そんな方の参考になりそうなのが、
知られざる辻忠作氏が信仰熱心になったきっかけのエピソードです。

では早速いきましょう。


負けず嫌いから始まる信仰


辻忠作(以下辻氏)は仲田儀三郎(以下仲田氏)と共に熱心に信仰した、天理教の最初期の信者です。

辻氏は、妹くらの気の違いをおやさまに助けていただきましたが、実はこの後数年間、特に熱心に信仰していたわけではありませんでした。



稿本天理教教祖伝にも載っているエピソードなので、てっきり妹が助けられたことをきっかけに熱心な信仰を始めたと思いきや、どうやら違うようなのです。


では、何がきっかけで熱心に信仰するようになったのでしょうか?


その理由は、
「天理教伝道史01 高野友治」
に記載されています。

辻忠作氏は文久三年に入信はしたが、たすけてもらってからしばらく教祖様のところへは御無沙汰していたようである。それが慶応二年正月四日からまたまた来はじめ、
「この後は中田左衛門(仲田儀三郎)が行くかぎりは、誰がなんといっても行く」といって毎日参拝され、中田氏とともに教祖様のもとに一番よくお仕えしたものと思う。

辻氏は仲田氏が熱心に信仰する姿を見て、
「仲田なんかに負けておれん」
負けず嫌いがきっかけで熱心に信仰するようになったそうです。

えっ!?

先人の方々はもっと高尚な理由が入信のっきかけだと思ってたって?

違います!

確かに辻氏が天理教と出会うきっかけは、妹くらの気の違いでした。
しかし、熱心に信仰するきっかけになったのは、仲田儀三郎というライバルの存在が原因です。

ここから思う事は二つあります。

一つ目は
「信仰のきっかけはなんでもいい」
ということです。

僕達(特に信仰二代目以降)は、自分が信仰する理由に特別な意味を期待し過ぎている気がします。

生まれた時から天理教が身近にあると、自分が信仰しているのかどうか、分からなくなる事がある若者も多いんじゃないでしょうか。

信仰のきっかけなんてなんでもいいんです。

「命を助けて頂いたから」
「教理に感動したから」

こんな大層な理由じゃなくても、

「なんか楽しそうだから」
「あいつに負けたくないから」

こんな、なんでもない理由で信仰する自分を認めることって案外大事なんじゃないかと思ったりします。


そして二つ目に思った事は
「ライバルの存在は意外と強力」
だということです。

漫画やアニメでは、必ずと言っていいほど主人公のライバルが存在しますし、ライバルの存在がより一層物語を魅力的にし、主人公を成長させてくれるからです。

悟空VSベジータ
ナルトVSサスケ
コナンVS怪盗キッド
きのこの山VSたけのこの里
 
etc

このようにライバル関係をあげ出したらキリがありません。

そんな様々なライバル関係がある中で、ドラゴンボールのベジータの立ち位置が信仰のモチベーションを上げる参考になるんじゃないかと思いました。

ベジータについては、ドラゴンボールを知らない人には全く分からない話になるので本編とは別におまけタイムに書こうと思います。
お楽しみに!
(ちなみに辻氏も悟空ではなくベジータ気質だと思います。)

まとめ

「信仰とライバル」と聞くと、あまり結びつくイメージがありません。

しかし、
「こいつにだけは負けたくない」
と思えるライバルを見つけ切磋琢磨することが、
自分を奮い立たせる、案外良い解決方法かもしれません。

おまけタイム

どーも!すっかりパソコンから遠のいている男
ほこりまみれの信仰者こーせーです!

最近僕がパソコンから遠のいている理由は一つで、

夏だからです。

今の僕のスケジュールを簡単に説明すると、
(高岡大教会のおつとめ時間は本部と同じです)

5:15   朝づとめ
8:00   ひのきしんスタート
11:30頃  午前ひのきしん終わり
〜 昼休み
13:30   午後ひのきしん開始
16:00過ぎ 午後ひのきしん終わり
17:00    子供のお迎え
〜 お風呂、夕食
19:15    夕づとめ
20:00 子供と遊ぶ、就寝準備
21:00  就寝      

基本こんな感じで、ここに色々プラスアルファされたり、神殿当番の日があるって感じです。

つまり!

大教会青年生活が充実しまくってるってことです!
(めっちゃ楽しいよー!)

日中が充実してると夜眠くなるのは人間の性ですね( ˘ω˘ )


ということで久しぶりに、
本編に雰囲気が合わないけど思い付いた事を勢いで書いていくシリーズをやっていきたいと思います。

※ただただ思った事を書くので、正しいかどうか、補足説明や言葉遣いなんかは一切気にしない方向でいきます。


「悟空じゃなくてベジータになれ」


ドラゴンボールの世界で、ボスを倒すのはもちろん主人公(悟空or悟飯)だ。

フリーザにも、
セルにも
魔神ブーにも、
ベジータは圧倒的な力を見せつけられて敗北してしまう。


しかし、
悟空(悟飯)がボスを倒し、新しい章が始まると、ベジータは必ず悟空と同じくらい(もしくはそれ以上に)強くなっている。

悟空に負けたくないという強い気持ちがベジータを強くしているのだ。

悟空が強くなるためには、フリーザやセルのような「新しい強敵」と亀仙人や界王様のような「新しい師匠」が毎回必要になる。

でもベジータは、悟空の存在だけで強くなれる。

自分の殻を破るときに必要な要件は、
「新たな目標」や
「新たな師匠」
ではなく、
「強力なライバル」
が果たす役割の方が、実は大きいかもしれない。


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

ほな!


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ほこりまみれの信仰者こーせー / 天理教note
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