
【地方公立高校のICT】全校集会をクラスに配信しよう!
オンライン全校集会
新型コロナウィルスが流行してから、本校は昔のような体育館に全学年が一堂に会する全校集会を一度も行っていません。
それではどのように全校集会を行なっているのか?
それは会議室から全教室へZoomで集会を配信しています。
当たり前に聞こえるかもしれないこの方法ですが、近隣の学校が校内放送による集会をおこなっていると聞き、ささやかながら情報を共有しようと思います。
必要な道具
教室
・プロジェクター
・AppleTV
・教員用のiPadを教室に持っていく
※静岡県の公立高校は、すべての学校に教室のプロジェクター、AppleTVが設置されています(特別教室を除く)。
(AppleTVの固定は本校独自に実施)
会議室からZoomで配信される映像を、教室のiPadからAppleTVを介してプロジェクターに投影します。
※AppleTVとはAppleの端末(iPad,iPhone,MacBookなど)をワイヤレスでプロジェクターやテレビに繋ぐことができる装置です。
本部となる会議室
・配信用PC(本校では静岡県からiPadの管理用に配られたMacBook Airを使っています。)
カメラやマイクは県からオンラインミーティングや配信用に配布されたものがあります。ただ本校では独自にマイクとビデオカメラ(Vlogカメラ)を用意しました。
外付けのビデオカメラやカメラを繋ぐ際は、キャプチャーボードというものをパソコンとの間に挟む必要があるので注意してください。(SonyのVlogカメラなどはキャプチャーボードを必要としないソフトが用意されています。)
外付けカメラを使う理由
パソコンのカメラだと映る範囲が狭かったり、複数の人物を交代で映すことが難しくなります。
この点、ビデオカメラやカメラの方が対象をスムーズに捉えることができるのです。
本部の会議室から、各教室への配信の様子は、Zoomに繋いだテレビで確認しています。
また教室ではこのように映っています。
学校内のどこでも見ることができるので、当然職員室でも見ることができますし、今まで集会に参加していなかった事務室でも見てくれるようになりました。
このように集会のオンライン化は感染症対策以上のメリットもあることがわかりました。