【掛川西❌スーパーサンゼン】 PART8 受賞商品🍜🍣の解説
静岡県立掛川西高校食物研究部と掛川の「スーパー成城石井」と言われているスーパーサンゼンとのコラボ商品がコンテストで全国1位🏆を取りました!
大会の詳細についてはこちら
この受賞した商品の解説をしたいと思います。
最優秀賞 静岡丼
応募総数4629品の中で全国1位となったのが「静岡丼」!
値段は598円というリーズナブルさ。この安さですが、生徒も参加してちゃんと利益を計算した値段設定をしました。
テーマは「掛川牛の食べ比べ」
素材は地元の掛川牛
掛川牛を使ったサーロインステーキと掛川牛を使ったローストビーフを贅沢に入れています。
そしてステーキには掛川茶を使った特製ソルトが振りかけられています。
ローストビーフには静岡県の名産、みかんの皮を入れたソルトを使用
ご飯は静岡県産のコシヒカリを使用。さらに冷めても美味しいようにオリーブオイルとガーリックで味付けをしています。
あっさりとした味付けが掛川牛の美味しさを際立たせ、女性審査員からの絶大な支持を受けたそう。
入選 「しぞ〜か寿司」
値段はなんと298円。
こちらは掛川牛のローストビーフと静岡産の豚の焼肉です。
豚は地元のブランド豚、フレッシュポーク。HPによると特徴は以下の通り。
フレッシュポーク
・種豚はすべて系統造成豚を使用しているため、生産された豚肉の品質は安定している。
・生産した農家が明確である。
・煮ても焼いてもアクと縮みが少ない。
・特に肉質をよくするために出荷2ヶ月前より大麦を与えるので、やわらかくマイルドな味。
そして野菜も静岡産野菜
特に注目なのは、寿司の酢飯は「みかん酢」を使用していること。
寿司の外側が、海苔以外にもゴマ、卵焼き、とろろ昆布と工夫が満載。
どちらも本当に美味しく、お得な商品になります。
フードマイレージ
友人の先生に言われて気がついたのですが、この地元食材を徹底的に活用していることはフードマイレージ上も意味があること。
フードマイレージとは「食品が食卓に届くまでの道のりを表す言葉です。「地産地消」や環境問題を考えるときに使われる言葉です。・・・フードマイレージの数値が高いもの=輸送に伴う環境負荷が高いもの。例えば、国産の肉よりもオーストラリアから輸送されてきた肉の方が移動距離も長く、航空機や船で移動するため環境に負荷がかかります。」(HPより引用)
計算法は以下の通り
食品の輸送量(t)×輸送距離(km)×二酸化炭素排出係数(1tを1km運ぶのに排出される二酸化炭素排出量)
そうすると掛川や静岡県内の物産を徹底して使ったこの商品は、どれも超健康的でしかもエコ。
学び
・高校生と地域のスーパーがコラボすることで、学校内で学ぶことができない経験ができた。キャリア教育。(協働性)
・地元食材を使うことで地域の魅力を再発見できた。地域への愛着が生まれた。
・自分たちが商品開発したものが実際に商品化され店頭に並ぶという素晴らしい経験をすることができた。(主体性、自己有用感、創造性)
・全国一位、入選という結果を得ることで、自分たちの意見や努力が実を結んだ。多くの方々と喜びを共有することができた。(自己有用感)
・フードマイレージ的にも非常にエコな商品開発ができた。