ウクライナ平和の鐘 068 憂え、悔い、悩む
■2022(令和4)年5月29日 068 憂え、悔い、悩む
(動画の3:10~6:14)
本日の「平和の鐘 鳴鐘の輪」。自らの悪業を憂い、悔い、悩む者は、悪業を停める入口に立っています。ロシアのウクライナ侵攻を批判し辞任した外交官、従軍拒否した兵士は、その困難な一歩を踏み出したのです。
合掌
今日もダンマパダ(法句経)の一節をご紹介します。
最近、スイスのジュネーブの国連機関で働いていたロシアの外交官が、今のウクライナ侵攻を批判して辞任したと伝えられています。また、ロシア軍兵士の中にも「この戦争で戦いたくない」と従軍拒否し除隊する人たちがいると報道されています。
他国への軍事侵攻という悪業。その悪業になんらかの形で力を貸すことを憂え、悔い、悩み、そして自らそのような立場から身を引くことを選んだ人たちがいるということです。
ロシアは正しいと主張する国家、ロシアは正しいと信じているロシア社会にとって、彼らは非国民かもしれません。しかし彼らは、罪を犯さない道を選んだのです。
再拝