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『虐待児の詩』 いつもの喫茶店

「いつもの喫茶店」


朝、通勤途中のコンビニで
切らしてたアメリカンスピリッツの黄色を2つと
鶏そぼろ弁当を買った。

298円、かなり小さなお弁当。
ここ最近、走れてないから昼食を減らそうと
まだ数日前から日課の1つに加わったばかりだ。

たばこは
別にやめたつもりも無かったのだが
もう何年も吸ってなかった。

前の職場でのストレスで
再び吸い始めて今に至るのだ。

いつもの喫茶店・・・
あ、今はタバコ吸えないから喫茶店じゃないのかな。

その 喫煙禁止の喫茶店の駐車場に
バイクを止めてグズグズしていたら

後から軽トラを駐めたおっさんがスタスタと
先に店へと入って行った。

どうせ朝一
店はガラガラのハズなので
なに気にするでも無く
5、6歩後に続いて入って行った。

あとは
いつもの席へと・・・

店内でも
そのおっさんは
まるで道案内でもしてくれるが如く

おいらの直前を
いつもの席へと辿り着くと
どっかと腰を落ち着けた。

いつもの席に座れなかった。

少しがっかりしながら別の席へと腰を下ろした。

いつも塞がっている席だったので
初めて座ったのだが
街路樹も見えるし、いつもの席より良いではないか。

明日からはここにしよう。

そう、心に誓って iPad を起動した。

note を開いたら昨夜の投稿に5人が「スキ」してくれていた。
ふたりは初めての人だった。

どんな人が「スキ」してくれたのか気になって
覗いてみることにした。

そのひとつなんだけど
短編小説だったんだな。

けっこうな長文だったんで
とりあえず触りだけ読んで失礼しようと読み始め・・・

これが、よくできた小説で
次の展開が気になって、先を読まずにやめれぬままに

モーニングで頼んだはずのトーストも
いつも火傷するほどチンチンに沸いていた珈琲も
すっかり冷めて

ついつい最後まで・・・

読み終わったと思ったら、涙溢れてました。

喫茶店で涙溢れて、カッコ悪りぃ〜。
明日も行くんだぜ
どうしてくれんだよぉ。(苦笑

物書きのルカ
朝から心の洗濯ありがとう



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