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『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

「溜め息ひとつ」


落ち葉舞う 風の香と
オレンジ色の 金木犀

秋の香を
私の所まで 運んでくれる

侘しく 虚しい 香り
何故 嫌いに ならぬのだろう

其の哀愁は
私を 捉えて 放さない

鏡の前で
雨に濡れた 身体を 拭いながら

##溜め息ひとつ

ワタシに 語りかけて・・

眼を瞑る




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