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『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

「斜陽に光る泪」


斜陽の射す 線路脇の道
とぼとぼと ひとり歩く

斜陽の癖に 眩しくて
心の奥まで 突き刺さる

湧きあがる 切なさに
堪えきれず 泪が溢れた

斜陽は 水面を照らして 反射する
光りを増す 頬の雫

拭いきれず 小走りに
斜陽に 急かされ 家路を急ぐ

##斜陽に光る泪




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