見出し画像

『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

「風の鳴る丘にて」


散り往く 花弁に 風が囁いた
舞い散る音が 風に応えた

去年の花は もう居ない
去年の風も もう居ない

散り往く花は 吹き抜ける風
折り重なって 去って逝った

心に舞った 一陣の風は
心から 花弁を 捥いで逝った

##風の鳴る丘にて

佇んでいた 夕陽が沈むまで




いいなと思ったら応援しよう!