『虐待児の詩』 その4
「寄り添い共感」「青の季節」「不条理な日常」
寄り添い共感
「勇気づけてくれる歌」
もうだめだ もうやめよう・・
先の見えない路に立ち
前に進めなくなっている君に
君に寄り添い
勇気づけてくれるだろう
も少し 踏ん張ってみよう
僕に そう思い留まらせてくれた歌
最後まで戦った奴だけ
貰える神様からの贈り物
君に贈ろう。
##勇気づけてくれる歌
「置き去りにされた心」
流れる雲に なに想う
その流れは 不安 希望
時には
悲しみや 寂しさを 去来させて
お前は 本当に 水の粒なのか
お前には なんの 想いも無いと云うのか
紅く 哀愁を帯びた 夕暮れも
虚しく 黄昏へと 移り往く
いずれ 私も 水の粒・・
##置き去りにされた心
「癒やしと後悔の日々に」
癒やそうと してるのは 誰の痛み?
誰かの痛みを 癒やそうとすることで
逃げだそうと してないか?
本当は もの凄く
大事なモノを 置き去りにした儘で
本当に 癒やしたいモノは なんなのさ?
##癒やしと後悔の日々に
本当に 大事なモノを 守るために 進め前に
「癒やされたい心」
僕は 描く
このウタが 届くまで
誰かの 心に 届くまで
共感が 癒やしを 生み出した
その瞬間 少し 心が 軽くなったから
空間に 描き続けよう
掴み所の無い 心って奴は・・
##癒やされたい心
本当の気持ちは いつも天邪鬼で
反発ですら 共感を生み癒やされる
「私を形成するモノ」
生と死
愛と憎悪
不幸と幸福
感情と思考
意味など 分からず
まして 違いなど 分かろうハズもない
何故 お前達は 私の心を
支配し続けるのだ
##私を形成するモノ
悩み 苦しみ 束の間の解放
誤解
恋 愛 情念 癒やし
そして人生・・
其の すべてが この曲の中に 在る
「感動なんか するもんか」
誰が 感動なんか するもんか
こんな 吐き捨てられた 糞みたいな 言葉で
誰が 感動なんか するもんか
唯 泣き濡れて 書き殴った 言葉に
だけど きっと いつか 誰かは
この 糞みたいな 言葉に
救われるかも知れない。
##あの日の僕のように
「氷点下の心」
降り注ぐ 春の日差しが
錆び付いた扉に 注油する
思いやる 優しい言葉
癒やしを振りまく 花々
屈託無く 戯れ廻る こども
他人を気遣う 自然な仕種
優しい愛が 頬を撫でた時
何処かで パチッと
弾けるような 音がした
氷点下の心が 熔けてゆく
##もう恐くないよ
青の季節
「僕らは金色に光輝いていた」
普通 コッポラと言えば
ゴッドファーザーなのかも知れない・・
ボクは違う
断然 アウトサイダーなのだ
思い 悩み 傷つき 揺れ動く心
誰もが通過し 何処にでもありそうな
青春の 一齣を
これ程 見事に描き上げた作品を
ボクは知らない。
##僕らは金色に光輝いていた
金色に輝く 夕陽が
辺り一面を 黄金色に 染め上げる
丘に佇み 秋の吐息を
胸いっぱいに 吸い込んだ
移ろいゆく その黄金とともに・・
あなたの その一瞬こそが 黄金
黄金色に輝く 刹那
その刹那の 一片 ひとひらが
過ぎゆく 黄金
あなたが 残した 金の足跡
##NothingGoldCanStay
「本能が理性を越える刹那」
思春期の 強い性的欲望と
自慰のあとの 罪悪感と焦燥感
あの 鬼気迫る 脅威の感情を
なんと呼べば よいのだろう
他の人が どうなのか
わからない けれど・・
あまりの 罪悪感に
去勢まで 真剣に考えた
##本能が理性を越える刹那
あれも 青春 なのだろうか・・
「なんどでも たちあがれ」
ねぇ もどかしくない
もどかしいよね
若さってさ ホント もどかしいよね
なにをやっても やりきれなくて
がむしゃらに はしったのに
きがついたら もとのいち
だから さあ もういちど
もういちど
さいしょから やってみようぜ
##なんどでもたちあがれ
それっ!
「青の季節」
夏の色を 追いかけて
バイクの ペダルを 踏み込んだ
青い空 白い雲
校庭の真ん中で 仁王立ち
プールの柵を 眺めて泣いた
青の香を 追いかけて
錆びた チェーンを 軋ませた
青い海 白い波
浜辺の真ん中で 仁王立ち
砂の城は 崩れ去ったのか・・
##青の季節
「君よ青くあれ」
苺を超えた 目眩く日々
10代後半の ときめく想い
はしゃげ 駆けろ
悩め 叫べ
夏休み 告白 かき氷
綿アメ 恋愛 金魚すくい
秋に別れ 春に出逢う
そしてまた・・
アオハルは 途切れること無く
続く 命ある限り
##君よ青くあれ
その青い ときめきの刹那が夢中
不条理な日常
「この傷は誰も知らない」
この傷は誰も知らない
訳も分からず涙がこぼれた
誰も 教えちゃくれない
何も 教えちゃくれない
猫は 追い詰める
ドブ板から 追い出された ドブネズミ
窮鼠 猫を噛む
この傷は誰も知らない
訳も分からず涙がこぼれた
この傷は誰も知らない
訳も分からず涙がこぼれた
この傷は誰も知らない
訳も分からず涙がこぼれた
この傷は・・
・・・
・・・・・・
誰か だれか 助けてよ・・
それでも 未来は 追い越してゆく
溝鼠たちを 置き去りにして。
##2Dafuture
「胸いっぱいの愛」
建て前だけで 作り上げられた 国家
そんな 国家が鬩ぎ合い
群れをなして 作り上げられた 世界
そんな 世界は
譲り合うように見せかけて 奪い合い
そんな国家に 未来なんか無い
そんな世界に 未来なんか無い
##俺たちにはネットと胸いっぱいの愛がある