静岡良いとこ一度はおいで~帝静戦に参加して
本当であればもっと早く静岡旅行記を書くつもりだったのですが、引っ越しやら仕事やらであっという間に時間が過ぎてしまい…気が付くと、静岡旅行から1か月も経ってしまいました。
いろんなことが少しずつ記憶の中から消えかかっているのですが、改めて旅行を振り返ってみると良い思い出だけがふるいに残っているようで、今すぐにでもセントレアに飛びたい気持ちでいます。
さて。
今回、静岡に旅立ったきっかけなのですが。
このお二人が札幌にいらしたことがきっかけとなりました。
いとうメルさんとは、旧ロン2で夜な夜な打ち合った仲。
マツキヨさんは条件確認機能付きスコアラー「マツキヨシステム」を開発したスーパーSEで、お二人とも存じておりました。
お二人がせっかくいらしていただいたのだから、今度はこちらから…
という社交辞令をそれだけで終わらせたくなくて、お安い航空券を予約出来たところでいとうメルさんに連絡を入れました。
「せっかく来ていただくのであれば、静岡の良いところを知っていただきたいから。」
と、せっかくのお休みを返上して、お二人とも長い時間付き合ってくださいました。
まず、お二人に心からお礼を申し上げたいと思います。
静岡滞在中には、美味しいものや風光明媚なところ、いろんな場所へ連れまわしていただきましたが、ちょっとそれは置いといて。
やっぱり主たる目的の麻雀についての話を書きたいと思います。
私が伺った浜松市というところは、競技麻雀が非常に盛んな場所。
尊敬する望月雅継プロが静岡の仲間たちと地方支部を立ち上げ、その志をたくさんの若手プロやアマチュアの打ち手たちが継いでいらっしゃいます。
本来であれば、望月プロから支部長の役を預かった中支部長代行とお会いできれば良かったのですが、当日は王位戦のA級決勝に勝ち残られ、めでたいお留守。
静岡滞在中に電話でお話しすることが叶いましたが、わずかな会話の中にも麻雀に対する熱と高い志を感じる方でした。
お会い出来たら、ゆっくりお話ししてみたいと思うほど、電話口から魅力が漏れ伝わってくるような…また静岡に伺う楽しみが出来ました。
そして、中支部長代行がすごいなと思うのはこれ↓
毎節、プロリーグと帝静戦の見どころについて、かなりのボリュームで文章をお書きになられています。
きっと、「自分のところの選手を売り出したい!」という思いひとつでお書きになられているのでしょうが、熱のこもった文章はとても素晴らしいものと感じました。
ぜひ一度ご覧になってみてください。
静岡で行われているプロアマリーグ「帝静戦」は、参加者が70名にも及ぶ大きなリーグ戦。
私も長いこと師匠のお手伝いで大会の運営をしていましたが、毎月70人以上のリーグ戦を捌いていくのは本当に大変な作業です。
しかし、長年培ってきたシステムが静岡支部の若手プロに浸透しているためか、それぞれの方たちが積極的に動いて、対局は規模の大きさを感じさせないほどスムーズに行われていました。
「スポット参戦の方は、初めに挨拶していただきますのでよろしくお願いします。」
私の娘くらいの年齢のお嬢様が、丁寧にご案内くださいました。
そうです。
前桜蕾の廣岡璃奈プロです。
誰か(おそらくいとうメルさん)が廣岡プロに吹き込んだのだと思いますが、わざわざ、私が北海道本部「雪華王戦」の観戦記を書いたことまでご紹介くださいまして…。
恐縮してしまいました。
スポット参戦や代打でリーグ戦に入れていただく際に、気を付けていることがあります。
それは、代打が点棒をばらまかないこと。
私にとっては1節だけの記念参加ですが、私と対戦される方たちは、長い時間をかけて戦っている選手ばかり。
私が甘く打てば打つほどボーダーが上がっていくわけで、他の選手の迷惑になります。
だから、いつも以上に気を引き締めて臨んだのですが、結果は▲60以上の大叩き。
あぁ、やってしまった、と、しばらく茫然としていました。
秋に行われた北海道最強位決定戦の前後あたりから、私は未曽有の大スランプに陥っていたのですが、それを抜きにしても、対戦した静岡のプレイヤーたちのレベルの高さ、層の厚さに圧倒されたというのが正直な感想です。
我が北海道も強くて面白い麻雀を打つプレイヤーが何人もいますが、私たちの持っているカラーとは全く違う風を感じました。
地域によって培われた麻雀の文化がそれぞれ独自にあるものなのだなと、改めて実感することが出来て勉強になりました。
「このマイナス、取り返しに来てくださいよ。」
仲良くなっていただいた方みんなに言われちゃいましたが、負けず嫌いが服を着て歩いている私ですもの。
次の機会には熨斗を付けてお返しできるように、稽古に励みます。
北海道に帰ってきて、居てもたってもいられずにまっすぐ稽古に向かいました。
やる気だけは信じてくださいw