北海道パ酒ポートの旅7 増毛町 国稀酒造
パ酒ポート。それは北海道内の酒蔵やワイナリー、ビール工場などを巡る大人のスタンプラリー。
2020-2021版パ酒ポートの参加製造所は17施設。前回までで集めたスタンプは9となっています。
2020年10月の金曜日の夜。近所のオヤジ達とお酒を飲んでいた時、「そろそろ寒くなってきたので、パ酒ポートも遠いところは早めに終わらせたい。明日は増毛町の国稀酒造まで行ってくるわ」と言うと
と勝手なことを言い出す。
しかし「ちゃんちゃん焼きと日本酒」というのも悪くない。「じゃあちゃんちゃん焼きは僕がなんとかするから、お酒だけ用意しておいてくれ」と約束。
土曜日の朝6時過ぎ、他のオヤジ達は仕事があるので僕1人で出発。車で走ること2時間、まず初めに向かったのは
厚田港朝市。やはりこの時期は鮭が揚がっているということで、朝早くから沢山の人が買いに来ていたそうです。僕が着いた頃はだいぶ落ち着いて、売り物も少なくなっていましたが
なんとかオス一匹購入。(さすがに1本ままだと持って帰れないので、その場で三枚におろしてもらいました)
朝市を出発し、左手に日本海を眺めながら
さらに走ること約1時間。目的地増毛町に到着。
日本最北端の酒蔵 国稀酒造
国稀酒造さんは1882年(明治15年)創業。暑寒別岳連峰を源とする清らかな伏流水(軟水)と、南部杜氏の昔ながらの技術により「国稀」は醸し出されているのだそうです。
入り口を入ってすぐの所。中に足を踏み入れた途端、凛とした空気を感じます。
売店コーナーのカウンターは酒搾りに使われていた槽(ふね)の材で作られているそうです。
そこから奥に進むと、工場に入る手前に資料室があります。
元々は製品庫であった場所で、今は酒造りに使用されていた道具や酒器、古いラベルなどが展示されています。明治から続く国稀の歴史に触れることができます。
資料室を出てさらに進むと、奥に利き酒コーナーがありました。
蔵元数量限定品の「純米吟醸 ファーストムーン」も試飲できたのですが、車なので...。
その脇には
撮影スポットも。
また、増毛町は高倉健さん主演の映画「駅 STATION」の舞台となった町で、国稀酒造さんの建物も撮影場所となったそうで
パネルやポスターが展示されていました。数日前に映画を観てすっかり高倉健さんに「しびれちゃって」いたので
気分はすっかり健さんですよ。
酒蔵の方にはたくさんの人が来ていましたが、少し歩いたところにある
「千石蔵」。人気がなくひっそりとしていましたが、建物は築推定100年以上の石造りで見応え十分。昔は漁具の保管庫として増毛港で使われていたものを、大正時代の港拡幅工事に伴い国稀酒造の隣に移したのだそう。現在は資料館やイベントホールになっているようですが、なんといっても圧巻なのが
鰊船の展示。原型をしっかりと留めていてかなりの迫力でした。
その後少しだけ町歩きを楽しんで、午後3時頃帰宅。オヤジ達が仕事から帰ってくるまで少し時間があるので、ちょっとお昼寝。
ZZZ....。
しまった!寝入っちまった〜!!
慌てて携帯を開いてみると
すま〜〜〜ん!!
しかし本来の目的であるパ酒ポートのスタンプはゲットしたので
全施設制覇まであと7!!
おしまい。
ちゃんちゃん焼きは翌日の昼にみんなでいただきました。
新鮮な鮭と野菜、味付けは味噌と酒と生姜、そしてバターのみ。北海道の秋を堪能しました。