西岡水源地の湿原(札幌市豊平区)
にしおかすいげんちのしつげん(さっぽろしとよひらく)
F10号変形 油絵・水彩 ベニヤ 縦410×横510 2016制作
豊平区の西岡地区に「西岡水源池公園」があります。
札幌市内で自然が残る公園でトンボや蝶が飛び交うことで知られています。西岡は地形でいえば札幌の高台になります。
公園には白旗山に登る入口があり山頂は月寒川の水源となります。
西岡地区を下ると月寒地区に入り、ここは戦前まで陸軍歩兵第25連隊がありました。
明治29年に、現在の国道36号沿いにある月寒高校一帯に創設されました。
月寒神社の裏手にある月寒公園は軍隊の射撃場。
現在カーリング場になっている月寒体育館は訓練場の跡地です。
軍隊の水の供給のために月寒川を貯水池として作られたのが西岡水源地です。
水源池から引かれた月寒水道は25連隊の他、月寒種畜牧場、月寒小学校などに水を供給され、昭和46年まで市民の上水道として利用されていました。
今は西岡公園として、札幌市の中でも自然豊かな公園となっています。
水源地を一周するには約1.3キロあり20分ほどかかります。
この絵は公園の入口から対角線上にあたる湿原地から描いたものです。