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豊浜トンネルの岩盤崩落事故(古平町)
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豊浜トンネルの岩盤崩落事故
古平町は、積丹半島の東側中央部、積丹と余市に隣接した位置で、昔から海岸線は奇岩が織りなす景勝地です。
余市から古平までの区間に鉄道はなく、公共交通としては余市町や小樽市から定期バスがあります。
広域幹線ルートは、国道229号であり、小樽市までは36.1㎞で車利用の所要時間は1時間弱、札幌市までは約1時間30分。
平成9年(1997年)余市との境付近にある豊浜トンネルの岩盤崩落事故で、上り線バスに乗車していた古平側の住民らが犠牲になりました。
絵を描いた場所に慰霊碑があります。
事故があったのはこの場所ではありません。慰霊碑を建てる場所として、ここしか無かったのでこの場所に設置しました。
実際に事故があったのは下記になります。
1963年(昭和38年)に初代豊浜隧道が開通しました。初代豊浜隧道は古平町の隣余市町にある蛸穴ノ岬の先端に沿うように大きく屈曲し作られました。竜仙洞という自然の海食洞の中を通り抜ける特異な構造でした。幅が6mと狭く老朽化が進み1984年(59年)、豊浜隧道と隣の古平町にあるチャラセナイ隧道(チャラツナイ岬)をつないで2代目豊浜トンネルが建設されました。このトンネルが12年後の1996年(平成8年)岩盤崩落事故が発生しました。
この場所は、現在は新トンネルで通過してしまうため現場に行くことはできません。