上士別の玉手箱「過疎に打ち勝つ宝来太鼓編」
あらすじ
むかし、むかし、上士別の町中は「宝来(ほうらい)・菊水(きくすい)・旭(あさひ)」という三つの場所がまとまって「中央自治会」を作っていました。
上士別の入口は、「宝がやって来る」というお目出度い地名なのです。
名前の通り、上士別は秋に稲穂が実り、たくさんのお米が穫れる町でした。
町内には30のお店と農協(今のJA)の本店と支店のお店もありました。
毎年、お盆が近づくと商店をやっている人たちを中心に盛大なお祭りが行われていました。
ところが、昭和40年代の半ばころには、街の通りに来る人が少なくなり買い物をする人も減ってきました。
このままでは「ダメだ」と商店の人たちが集まります。
そして「私たちで宝を呼び込もう。」と立ち上がったお話です。
約18分
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