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千歳川のサケたち 真冬の戦い

千歳川の上流ではいま子孫を残すための競い合いが続いています。
12月になって遡上を阻んでいた障害物が取り除かれ、上流の湧水が豊富なこの時期の産卵適地にたどり着いたサケたちが次にやるべきことは、産卵場所や産卵相手を巡る競い合いに勝つことです。
静かな流れの脇にたってじっとしていると、聞こえてくるのはワシの鳴き声(開始25秒くらいに収録されています)と、水面を割る勢いで争うオスたちの水しぶきの音です。
噛みつかれたら噛みつきかえすを繰り返す2匹のオスたち。少し上流には、メスのサケが定位しています。

このメスと卵を一緒に産むために、オスたちはポジション争いをしているわけです。
間合いをとりながら、攻撃しあう様子は、さながら剣道大会の剣士か、リング上のボクサーのよう。こうやって尾ビレの付け根や背中の後ろが白くなっていきます。

2024年1月2日撮影

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