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札幌 中の川のサケ稚魚がモグモグ と 星置川のサケ稚魚はあふれたところにいる件

6月に入って、札幌市内の川のサケ稚魚の海への降下が終わりました。ここで、5月の観察結果を記録しておきます。

中の川の食欲旺盛なサケ稚魚たち

手稲区を流れる中の川は、3面護岸で直線化されているため、流れにそれほど変化はありません。逆に言えば、サケ稚魚を探す場所は限られていて、泳いでいればあっさり見つかります。
今回観察したのは、幅が絞られていた流れが急激に広がり、流速が遅くなる場所です。サケ稚魚たちにとっては、あんまり一生懸命に泳がなくてもよく、流れてきたエサもスピードが落ちて食べやすいようです。
観察していると、あまりにもモグモグしているので、30秒間にどのくらい口を使っているのか調べて見ました。

星置川はあふれたところにサケ稚魚

一方、流れに変化がないといえば、星置川もそんな人工河川です。堤防で仕切った河原を掘ったような溝をとうとうと水が流れていきます。
河畔のヤナギの根が流れに微妙な変化を作っているのですが、サケ稚魚にとってはあずましくないようで、どこにいるかと言えば、増水であふれた流れ。
あふれ出た水は倒れた草の間を流れていい感じの細流になっていて、そんな場所を丹念に探すと、サケ稚魚が泳いでいます。

産卵しているサケの数からすると、ほかの稚魚たちはどうしているのか気になります。もっと下流にいい場所があるのか、それとも濁りのある時期はフォローしきれないだけのか、来シーズン調べてみないといけません。

2024年5月4−5日撮影


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