あえて笑顔
2019/08/05
海外女子メジャーAIG全英女子オープンで、日本勢42年ぶり2人目のメジャー制覇を遂げた渋野日向子選手。
その優勝インタビューでの一言です。
Q.笑顔でいるのはあえて?
A.あえてしているときもありますし、キャディのコーチと本当にしょうもない話とかしていたり。それで笑っていたりとかしていました。
これは、メンタルトレーニングでは有効な考え方です。
こんにちは
北海道札幌市「北海道メンタルクリエイション」代表メンタルトレーナーの秋山です。
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渋野日向子選手の真意はわかりませんが、メンタルトレーニングでは心と体が繋がっている事をしっかりと理解したうえで、あえて表情や姿勢や態度を作る事があります。
作ると表現したのは、自然と出る表情や姿勢ではなく自分が意識的に作るからです。
・緊張し過ぎても、表情をリラックスさせることで心が落ち着いてくる。
・プレッシャーが強かったとしても、背筋を伸ばす事で自信が湧いてくる。
・不安が大きかったとしても、それを受け容れた上で肯定的な言葉を使う。
正に、これらは心と体が繋がっている仕組みを使ったメンタルコントロールです。
普段の生活では、面白いから笑う。悲しいから泣く。嫌な事があったから怒る。という風にだけ感じてしまいがちですが、笑うから更に楽しい。泣くから更に悲しい。怒るから更に嫌になる。と言うのも正なのです。
この渋野日向子選手のインタビューを聞いた時に、意図的かはわかりませんがメンタルが強い理由が、わかった気がしました。
また、他の質問では
Q.18番の心境は?
A.ずっとボードを見ていたので、自分の位置を把握していた。18番のパット前もこれを入れたら優勝するのは、分かっていた。どういうガッツポーズをするか考えていた。
という場面もありました。
ここでもメンタルトレーニングを感じました。
たいていの選手は、このような場面では
「どうやって決めようか」
「いつもの打ち方を思い出して」
または、
「失敗したらどうしよう」
「しっかり決めなくては」
などと考える事が多いと思います。
しかし、渋野日向子選手は決まった後の「ガッツポーズ」をイメージしていたという事です。
これは、最も良いイメージトレーニングです。
もちろん、自分のベストなプレーをイメージする事も有効ですが、勝った後に喜んでいる感情を味わう事は脳にとってもとても良い効果があります。
その状態でプレーする事ができれば、自分の力を発揮する確率も断然に上がります。
あなたも試してみてください。
本番前に、本番が終わり成功している自分を強くイメージして臨んでみてください。
必ず、何かしらのメンタルの変化を感じ取れるはずです。
そして、パフォーマンスにも影響が出てくるはずです。
メンタルトレーニングでは、様々な方法を使って選手の本番でのパフォーマンスを上げていきます。
そして、結果に繋げて目標達成の確率を上げていきます。
あなたも目標を達成してワンランク上のステージへいきませんか?