砂防ダムを造る
砂防ダムの現場をいくつかこなしてきて思うのは
掘削を終えるまで、この工程まじ本気だす
工事途中に降雨による増水で仮締切決壊になんてなった日にゃ被害は大きいし作業者のモチベもだだ下がりになる。もちろん私自身もだ。
掘削自体も何の問題もなくスムーズにいった試しはない。
砂防の掘削は山を切り崩すとこから入るケースが大概だと思うが
山を崩す、この工程に移る時の前夜はもう神頼みあるのみ
たのむーーーーーーー!と思いながら寝る
例1
作業開始からしばらくし電話が入る
現場職員 「岩盤にぶち当たりました」
のむら 「なにーー?わかったすぐいくわ…」
現地到着し確認するとあたり一面岩盤が露出し絶景であった
例2
現場職員 「なんか石が邪魔なところにあるんですが、重機で動きません」
のむら 「石? 周囲掘り進めても動かねーの?」
現場職員 「進めてみます」
一時間後
現場職員 「どこまでいっても石です!!!」
のむら 「いまいく…」
現地到着すると確かにでけー石だ、でけー通り越してもはや地球だった
例1は硬度測定の結果、軟岩であり破砕が可能だったため破砕を行った。
例2は硬岩でありブレーカーで突いたところでキンッ!て鳴るだけ。
どうしたかというと爆破した。どっかーんて。
山を切り崩す、掘り進める
黒部の太陽や黄金道路に係る読み物を読んだりしたけど
そういった工事にも取仕切る責任者がいたわけで、それを竣工させてきたわけで。
先人達すごいいいいいい…とふと思う午後昼下がり