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北海道の底力。なんと木で蒸留酒を作る。

キノサケって何?

木の酒。木を原料にして作った蒸留酒です。

勉強会に誘っていただいて香りを嗅いできました。

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人類にとっての最初のお酒は、今からさかのぼること13000年前、氷河時代を迎える前のこと。現在のイスラエルの地域で醸造が始まったそうです。
8000年前にはジョージアでワインが、5000年前にはメソポタミアでビールが、われらが日本酒は1300年前に登場したそうです。
蒸留酒はといえば、ずっと後になって、ヨーロッパで錬金術の登場した
800年前にブランデーとウォッカが登場。200年たってウイスキー、その100年後に焼酎とのこと。

果物、穀物のでんぷん、サトウキビなどの糖をアルコール化したわけですが、なんとここ北海道で、樹木でアルコールを醸してしまった人たちがいます。

旭川から車で北へ2時間ほどの 美深(びふか)町。

この町では35年前から白樺の樹液の採取と販売に取り組んでいました。
そして2年前、2019年には白樺樹液を仕込み水に使ったクラフトビールを作るブルワリーができたのです。
HPを見ると行きたくなります。美深町は、村上春樹さんの「羊をめぐる冒険」の場所のモデルになったところです。

さて、白樺樹液からクラフトビールへ。

そこから、です。

なんと、白樺そのもの、樹木まるごとをスピリッツにしてしまうプロジェクトが生まれました!

あの硬い木の繊維であるセルロースのぶどう糖からスピリッツを作る技術です。
茨城県の森林総合研究所が特許を取得した、「木そのものからアルコールを製造する技術」を使って、白樺スピリッツを作る。
そんな事業計画がはじまったのです。


白樺スピリッツプロジェクトのゴールは、「白樺の森に包まれながら白樺の薪で暖をとり、白樺のお酒を酌み交わし魂を癒す。森と人の魂が語らう文化を創造する。」こと。


北海道の北部の内陸の小さな町で生まれたこの計画は、
現在、事業計画をもとに、実現に向けて資金調達に取り組んでいるのです。


きっと、白樺林がたくさんある美深町。

きょう、初めて意識した美深町(すみません)。

冬を越えて春になったら行って、白樺ビールでジンギスカンを食べたいと思います。
希望っ!(⋈◍>◡<◍)。✧♡

いくつかの樹のスピリッツを嗅ぎました。
まだ酒造免許を取得していないので飲めないとのこと。
どれもチャーミングで、飲んでみたかったです。
早く飲めるようになりますように!!

物語の面白さにわくわくして外に出たら、北大構内はこんなにきれいでした。

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桜の木の下にきのこがないか探してみましたが、見つかりません。

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おんこの実がクリスマスみたいでした。こどもの頃はよく食べたものでした。甘くてぬるっとしています。食べてみたらよかったかな。

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正直いって今日初めて意識して、行ってみたくなった美深町はこちらです。



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松田真枝
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