「米さえあればなんとかなる」ゆきさやかと、ましろの巻~。
道南、知内町の帰山農園さんから、特別栽培米ゆきさやかの新米と、日本酒ましろの火入れ低温熟成が届きました(⋈◍>◡<◍)。✧♡。
なんと、「ゆきさやか」で作った日本酒が「ましろ」、です。
日本酒用の米ではなく、食米から日本酒を造りたいと夢見た帰山さんご夫妻。秋田県の出羽鶴酒造さんとの出会いで、その夢が実現したのです。
道南知内の雪解け水で、しっかりした苗になるように愛情込めて育てられた米は、広々とした田んぼで元気に大きくなり、実りのときを迎えました。
今年の道南の夏は雨の日が多かったけれど、幼き苗の時に体力を充分につけた米たちは、ちゃーんとおいしいお米になったのです。
そのお米でわたしが感じたのは、まず、やさしさ。ふんわりとしたイメージ(私比)で、ふっくらともっちりが合わさっています。もっちりも、もっちもちーじゃなくって、ほよよ~、気持ちいいなーって感じ。そこから味わい深さが広がります。
バランスが良くて、つい食べすぎるおいしさ。
わたしは、帰山さんの苗へのやさしいまなざしと苗に触れる手を思い出して、「うん、やさしい~」と味わうわけで・・・。
そのゆきさやかで作った日本酒は、生き生きとして凝縮感があります。
発酵、醸造ってなんて面白いんでしょう。
まったく違う印象です。
「ゆきさやかという娘をお嫁に出す気持ちで
ましろ」と名付けたという帰山さん。
いかにも苗に触れる手は、大事なこどもに触れる手でした。
そうして、ほんわりやさしいゆきさやかちゃんは、秋田で、あざやかな日本酒、ましろさんになったのです。
この機会に、ゆきさやかとましろを合わせていただくことにしました。
つなぐのは、北海道の秋の味、いくらです!!!
知内は、山あり、川あり、海あり、温泉ありのすてきな町。
帰山さんはご自分で鮭釣りもされるそうです。
ならば、いくらに塩鮭もつけてみよう。
春に伺った帰山さんの田んぼの風景、すぐ近くの大きな川と川辺の花、
吹き抜けた風までも思い出します。あっつーい温泉も🎵
そしておにぎり。梅と、真昆布のとろろ昆布で。
道南つながりです。なんと豊かなことでしょうか。
道南にまた行きたいなぁと妄想しながら
お米と日本酒を楽しむわたくしです。
その場所に行ってみて、
そこで生まれた米や酒を、風景やひとびとを思い出しながらいただくのは
いいですね。