保険ショップのブランドカラー
皆さんは「保険ショップ」と聞いて思い浮かべる色は何色でしょうか?
100店舗前後~数百店舗展開しているような保険ショップの中堅から大手チェーンは、ブランドカラーもしっかりすみ分けられていたので、ご紹介したいと思います。
ほけんの窓口
保険ショップというと、「ほけんの窓口」のこの赤色を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
そもそも保険業界には、赤色をブランドカラーとしている会社が多く、漢字生保に代表される「日本生命」「第一生命」「住友生命」「太陽生命」「フコク生命」などは、みんな赤色のロゴだったりします。
「ほけんの窓口」のブランドカラーの背景などまでは調べてもわかりませんでしたが、保険ショップが登場する前から日本人が保険に対してイメージするカラーを参考にした可能性はあるかもしれません。(勝手な予測ですが)
個人的に、赤色はとても目立つので、印象に残りやすい色に感じます。
「ほけんの窓口」には、「イイトコドリ」という鶴のキャラクターがいます。何年か前まではテレビCMにも出演していましたが、最近、めっきり見かけなくなりました…。結構、可愛かったのですが、最近は「アンミカ」さん押しなのでしょうね。
「イイトコドリ」が気になる方は、下記のページでプロフィールを見てみてください。
保険見直し本舗
「保険見直し本舗」のブランドカラーは青色です。青色は、カタカナ生保のロゴに多く使われていて、「アクサ生命」「アフラック」「SBI生命」「ジブラルタ生命」「チューリッヒ生命」「メットライフ生命」などが、青色をベースとしていて、青色も保険業界では馴染みのあるカラーです。
あと、「保険見直し本舗」は、角印(ハンコ)の印影のようなロゴも印象的です。やっぱり、保険の契約というと「ハンコを押す」イメージがあるからでしょうか?(最近は、ネット申込みだったり、申込書もサインのみの商品も増えてきているような気もしますが…)
保険クリニック
「保険クリニック」のブランドカラーはオレンジ色です。ビタミンカラーで元気の出る色に感じます。たしか、昔は、もう少し黄色っぽいロゴだったような記憶があります。
そういえば、保険クリニックには、IQ(いっきゅう)くんという2109年の未来からやってきたキャラクターがいます。(ゆるめな雰囲気なので個人的には気に入っています)
最近は、あまり全面的にアピールされていませんが、店舗を覗いてみると、カウンターに、IQくんのぬいぐるみがちょこんと座っていたりするので、ぜひ探してみてください。
すごく余談ですが、昔、「IQくん号」というIQくんをモチーフにした車もあったみたいです。気になる方は下のリンクからご覧ください(笑)
ほけんの110番
「ほけんの110番」のブランドカラーは、緑色です。店舗の約半数が九州にあるため、九州以外にお住まいの方だとあまり馴染みがないかもしれませんが、九州の方は「ほけんの110番」と言えば、ピンクのブタのキャラクターの印象があるかもしれません。
「ほけんの110番」には「ほっとんくん」という幸せの象徴であるピンクのブタのキャラクターがいます。私は、「ほけんの110番」というと、まず、このピンクのブタちゃんが頭に思い浮かびます。
やはり、九州というと、鹿児島の黒豚を代表されるように、ブランド豚肉の一大産地でもあるので、豚がキャラクターなのでしょうか?
調べたところ着ぐるみもあるみたいなので、きっと、イベントなどで会えるのでしょうね。(ほっとんくんに会ってみたいな~。)
イオンのほけん相談
「イオンのほけん相談」のブランドカラーは、もちろんこの紫色です。紫色にも様々な色があると思いますが、この紫色を見れば、誰もが「イオンだ!」とわかるくらい、認知度が抜群に高いブランドだと思います。
昔は「イオン保険サービス」という屋号で展開していましたが、何年か前に「イオンのほけん相談」に変わっています。「保険」を「ほけん」とひらがなで表現する保険ショップが、結構増えてきている印象です。
ちなみに、「イオンのほけん相談」にも、「こんさるん」というキツネザルのキャラクターがいます。これもあまり大々的にはアピールされていませんが、店舗を覗いてみると、カウンターの上にいたりします。
ほけん百花
「ほけん百花」のブランドカラーは、濃いめのピンク色です。イオンのショッピングモールに入っている店舗も多いので、一見、イオンの紫色と少し似ていて「イオン系列?」思う人もいるかもしれませんが、比べてみると、結構色味は違います。
個人的な意見ですが、「ほけん百花」の店舗は、保険会社のキャラクターの比較的大きめなぬいぐるみが店頭にあるお店が多い印象があります。
あと、ショッピングモールに入居している店舗だと休日になると、風船を配ったり、福引があったりと、ちょっとしたイベントを開催している店舗をよく見かけます。
保険ほっとライン
「保険ほっとライン」のブランドカラーは、少し黄色っぽいオレンジ色です。(食べ物に例えるなら、目玉焼きの黄味に近い色味。)
「保険クリニック」もオレンジ色ですが、「保険ほっとライン」は差し色として水色が使われているので、正確にはオレンジと水色のツートーンカラーといった感じでしょうか。
「保険ほっとライン」と言えば、巨大なアフラックダックのぬいぐるみが店頭に置いてあるイメージです。
ちなみに、私の家の近所にある店舗のアフラックダックは、よく子供たちが触るためか、結構、年季の入った色合いをしていました…。
まとめ
大手や中堅の保険ショップのブランドカラーを調べてみると、やはり、競合とはできるだけ同じ色にならないように、差別化を図っていることがわかりました。
どの業界でも、大手になると、ブランドカラーを異なるものにする傾向があるように感じます。
例えば「大手航空会社だと、JALは赤、ANAは青」「メガバンクだと、みずほ銀行は青、三菱UFJは赤、三井住友は緑」といった具合に、ちゃんとすみ分けているんですよね。
保険ショップも、「ほけんの窓口は赤、保険見直し本舗は青、保険クリニックはオレンジ」といったように、しっかりとすみ分けされていました。
「保険ショップ」と聞いた時に、消費者が何色を思い浮かべるかは、マーケティング的には、重要な観点な気がするので、今後も、保険ショップ各社のブランディングの取り組みも興味深く観察していきたいと思います。
ちなみに、私は、保険ショップのことを調べすぎていて、保険ショップというと、様々な色が思い浮かんでしまいます💦