お出かけ先でちょっと変わった楽しみ方をしている包括保健師の話
どうも、ペーパー保健師の黒井です。
年末年始はお出かけシーズンですね。
黒井はお出かけすると、その土地の街並みを見て色々と妄想することが楽しみの一つです。
(どんな楽しみ方)
たぶん、地域包括支援センターでの勤務経験による職業病。(と思っている)
どんなことを妄想して楽しんでいるのかを今日はご紹介。
まず見るのは、その土地が住宅街かどうか。
住宅街の家が年代物ばかりのとき、「住民同士のつながりが強そうな地域かもなぁ。もしかすると隣同士が長年の因縁があるおうちもあるかもな」と思う。
新築と年代物の住宅が混在していると「若い世帯と昔からの世帯との交流はあるのかなー。交流なかったらちょっと寂しいな~」と思ってみたり。
住宅街ではなく、点在しているような地域だと、「隣同士の交流や地域としてのつながりは薄いのかな~」と勝手に想像。
次に見るのは近所の病院やスーパーの立地。
スーパーが近くになさそうな場合、「買い物はどうしているのかな~」と勝手に想像。
スーパーのほかに薬局やコンビニの位置も気にしてみる。
薬局やコンビニがあれば「高齢者のひとり暮らしでもちょっとした買い物ができていいねぇ」と勝手に高評価。
昔ながらの商店があれば、「近所の人が集まっているのかな~。地域の集いの場の役割もあるといいなぁ」と思ったり。
それから病院の状況把握。内科や整形外科といった、高齢者の方が多く通う病院が近くにあると「いいねぇ」と勝手に安心。
でも、スーパーや病院の立地の近くに坂があると「高齢者の方、この坂厳しそうだなぁ。電動カートもこの傾斜登るの厳しくないかなぁ…大丈夫かなぁ…」と勝手に心配。
ざっとあたりを確認した後は、路地裏を散策する。
平坦で花や木が多くて景色がきれいな道があれば、「ここは歩きやすいから散歩コースによさそうだな~」と提案する利用者さんもいないのに勝手に散歩コースを思案。
散歩コースのほかにマレットゴルフができる公園も同様に探してみる。
また、公民館や区民会館のような場所も確認。
ちゃんと手入れされていれば、「積極的に手入れしている地域の方がいるのかな~。地域のキーパーソンみたいな役割なのかな~」と妄想。
また、「立地的にも色んな人が集まれそうだな~。高齢者クラブは活動活発なのかな~」と想いを馳せてみたり。
住み慣れていない土地を散策するときはこんなことを考えている黒井。
その土地の地域包括支援センターの職員でもないのに(それどころか今は地域包括支援センター辞めた身でもあるのに)、その土地の高齢者にとって住みやすい場所かどうかを勝手に想像して、勝手に評価して楽しんでいる。
地域包括支援センター職員の職業病なのか、黒井が変人なだけなのか。
おそらく後者だとは思うのだが、できれば認めたくない黒井であった。