野菜の生産コスト上昇について考える
今月に入り、何名かの方から野菜セットの到着遅延のご連絡をいただきました。遅延してのお届けとなった皆さまには、鮮度が落ちてしまったり、買い足しが必要になってしまったり、予定したメニューを作れなかったり、家を空けにくくなってしまったりと、ご負担をお掛けしてしまいました🙇🏻♀️私自身、翌日配送や時間指定での配送が当たり前になっている現在の生活にすっかり慣れていますが、改めて普段とてもすごいシステムの中で便利さを享受しているのだということを再認識させられる出来事でした。12月は他の月の135%ほど荷物が多くなる傾向のようで、これまではこの時期特有のことだったのかもしれませんが、物流の2024年問題(※)のことを考えると、今後も継続的に起きうることを考えて対応を考えておかないといけないと考えています。
このような、どこかにしわ寄せがいっていた問題が表面化してくる事象は、野菜についてもこれから起こってくるのではないかと思っています。今回は野菜の価格と生産コストについて、お伝えさせてください。
※物流の2024年問題:
長時間化しているトラックドライバーの労働時間への対応として、2024年4月からトラックドライバーの時間外労働時間の960時間上限規制と改正改善基準告示が適用され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足が懸念されています。国の「持続可能な物流の実現に向けた検討会」では、2024年問題に対して何も対策を行わなかった場合には、営業用トラックの輸送能力が2024年には14.2%不足、2030年には34.1%不足する可能性があると試算しています。
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