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誤「英語を話せる」→正「英国風に話せる」
"Englishというのを英語と訳すことは間違いだ。"
「日本語を話せます」は英語で「I can speak Japanese.」。
だけど「私は日本人です」は英語で「I‘m Japanese.」。
ならば、「I can speak Japanese.」は機械的に訳すと「私は日本人を話すことが可能です。」になってもおかしくなくない??
そう、「I can speak 〇〇.」=「〇〇を話せる」という訳はおかしい。
そもそもspeak は目的語不要の自動詞で、直後に名詞を取るはずがなく、「言語というモノ」を指しているはずはない。
speak の後ろにくる単語は、どんなふうにspeakするか?を詳しく説明する副詞的な役割を持っているだけなのだ。
そして、-ishやnese は名詞の後にくっついて、「〜っぽい」とか「〜あたり」、「〜な感じ」という意味に変える文字たちである。
つまり、
I can speak English.を正確に訳すと「私は英語〜な感じで/英語人っぽく話せまっせ〜※」ということになる。
※厳密に言うなら、イングランド方式で/イングランド人っぽく、みたいな意味になります。
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ちなみに、この点について、ロシア語ではさらに顕著になっていて意識しやすい。
「ロシア語」はRussian=русский(ロシアの) language=язык(言語)だが、
「ロシア語を話す」の場合、英語と同じ法則で、speak=говорю(話す) Russian=русский(ロシアの) とはならず、
ロシアという名称の前にпо-(〜方式、〜風に、〜っぽく)という意味を付加する文字をつけて、「Я говорю по-русски.」となる。
より明確に、「私はロシア方式orロシア人っぽく話しますよ」という意味が強調される構文になっているのだ。
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【まとめ】今日から、「Can you speak English?」
の和訳は、「英語風に話せますか?」で!
どうでしょう。英語人っぽ〜い感じでモノマネするなら簡単?
だったら、YOU CAN speak Englishですよ!!
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