悲しみを乗り越える対処法
最近、悲しかったことって、どんなことがありましたか?
悲しみの度合いって、
人それぞれによって異なりますよね。
今日は悲しみの乗り越え方をここで紹介したいと思います。
特にカウンセラーのような資格があるわけでもないです。それに人の悩みなど、他人には本当にどうでも良いことだとは思いますが、実際問題、自分に悲しみが降り掛かると、食欲が落ちたり、やる気が落ちたり、集中力が散漫になってしまうことって、良くあると思うのです。
なので、ふとした悲しみがやってきたときに、乗り越える対処法のようなものがあれば、と思いました。
※一個人が取り組んでる対処法です。
① 悲しみが来たら、それはLevel (レベル)幾つくらいのものなのか? を先ず考えること。
例えば、SNSを見ているとき好きなお店が週末限定の新商品を告知してきました。
近所にあるパティスリーのお店です。開店から間も無くして、お店に訪問して、さぁ、買うぞ!と意気込んで注文すると、なんと完売してもうないと言われてしまいます。開店から1時間しか経っていないのに、完売なのです。しかも昨日SNSで告知していたばかりだったのに!
そんなとき、こう判断します。
② そこへ向かう前に、あなたの期待値はどれくらいだったのでしょうか?
判断基準:
新商品で味はわからない。パティスリーのお店は評判が良いからきっと美味しいだろう。他にも目玉商品は沢山あるから、目当ての商品以外も定番の商品も買っておこう。
期待値は、新商品に対して「6」くらい。
③ それでは完売だと言われて、悲しいと感じたときの度合いは幾つくらいでしょうか?
判断基準:
新商品は週末限定だった。SNSでは昨日告知したばかりで、沢山作られているだろうと考えていた。味は分からなくても、味には定評のある評判の良いパティスリーの店。だけど、開店時間から1時間も経ってないのに完売していた。
だったらSNSで告知なんか見なければ、わざわざ来る機会もなかったのに。
悲しみの度合いは「8」くらいかな。
ここで、疑問です。
④ それでは、どうして期待値よりも、結果として悲しみの度合いの方が、数字が大きくなったのでしょうか? 考えてみてください。
パティスリーの店は、評判の良い店であることが分かっていて、他にも美味しい商品が沢山あります。週末限定の新商品は、次の週末にまた買いに行ったら良いのではないでしょうか。
しかも、近所にあるパティスリーだったわけです。
おそらく悲しみの度合いが、お店に訪問する前の期待値よりも高くなったのは、お店に訪問することが毎週末叶わない人物であったのなら、話は違ってくるかもしれません。
考えようによっては、悲しみを人に話しても、この悲しみは他人にとっては、程度の低いレベルの問題とみなされて、他人からのアドバイスで想像するに「また買いに行けばいいじゃん!」と言葉が返って来ることも想像できます。
⑤ あなたは期待値よりも悲しみの度合いが大きかった現実を、どのように受け止めてストレスと向き合いますか? (ここが一番重要なポイントです!)
a. やり場のない感情から湧き出る愚痴を、お店への何らかのペナルティとして与えるために、口コミへの投稿を行う。(尚、SNSへの投稿も同様の行為にあたるものとする)
b. 友人や知人、職場の同僚など、ありとあらゆる第三者に、とにかく人に愚痴を聞いてもらい、お店側の対応が悪かったことを主張する。また時間が経とうと嫌な出来事を思い出すたびに、再度、周囲に当時の愚痴を聞いてもらう。
c. 手に入らなかった物の代わりに、嫌な思いをした店で買うよりも別の店に行って、好きな味だと分かる食べ物を買ってその後、食べた。食べることで、嫌な出来事を忘れることをした。
d. 帰って、ふて寝!
e. 嫌な出来事によって受けたストレスを何よりも解消するために、食べることではなく、軽い運動(筋トレや体操またはストレッチ或いはウォーキング等にあたる運動)を行なって、嫌な出来事を受け流した。
どうでしょうか。
a〜eの中に、過去似たような経験や行動をした人はいませんか?
例えば、aの場合です。口コミサイトに、最初から最後までネガティヴな投稿記事、見たことありませんか?
そのような投稿記事は、そもそも最初から冷静さを欠いた言葉で書かれていることがあると思います。しかし、当事者にとっては良い側面よりも悪い側面で受けたストレスの方が大きくなっているために、どうしても良い側面を取り上げにくい。それは、高ぶった感情が邪魔をしているから、とも考えられます。
b の行動も感情が邪魔をして、客観的に話すことが難しい状況とも考えられます。しかも時間が経っても、ネガティヴな出来事はいつまで経ってもネガティヴなまま。ストレスは話す事で一時的に解消はすると思いますが、やはり何かのキッカケで、ネガティヴな出来事はフラッシュバックをする。
だから、人は繰り返してしまう。
なので、どうしたらストレスは解消し、ネガティヴな出来事を消すことが出来るのかを、人は悩むと思います。
実際問題、私もそうです。
そんな時に、私にとって一番効果があったのが、「受け入れ」と「代替案の提案」です。
お店に行って、目当ての物が買えなかった!という状況を、ポジティヴな思考になるまでの四段階にして考えると分かりやすいでしょう。
悲しみを乗り越える四段階の思考
第一段階: →悲しい。(今の感情を表現するなら)
第二段階: →仕方ない。そんなこともあるさ。(この時点で一旦受け入れる)
第三段階: →でも食べたかった!だけど週末のご褒美はどうしても欲しかった!!(反論)
第四段階: →ご褒美は他に何にする? そうだ、ご褒美にしたいものは他にもある!(代替案の提案)
つまり、「第一段階」で、ネガティヴな出来事が起きたときに、なぜネガティヴになったのかを掘り下げて原因を深く探ろうとすると、先ほどの aやbにあるような、行動を取ることに繋がることが、往々にしてあると言えます。
しかし、c〜eのような別の方法によっては、ときに、それが別の行動へ繋げることもできるわけです。特に「e」のプランは、ストレス解消法としては良いかもしれません。
大事な事は、ネガティヴを受け止めたとき、第二段階での「仕方ない。そんなこともあるさ。」を一旦受け止めてから、第四段階での「そうだ、ご褒美にしたいものは他にもある!」のように、ネガティヴな流れをポジティヴに自ら変えることを行うことが、とても大事ではないかと思うからです。
ネガティヴな気持ちを解消することなく、ずっと胸の内に抱えて何かの拍子で、再び思い出して自らを苦しめることを繰り返していると、ポジティヴな気持ちや考えを持ったり打ち出したりすることを難しくさせる。
それが、生きづらくさせることにも繋がると考えられます。なお分かりやすく説明するために上記①〜⑤の過程を記載しましたが、悲しみを受けたら①〜⑤を考えるのではなく「悲しみを乗り越える四段階の思考」で直ぐ実践することをお勧めします。
ネガティヴな人は、何か常にイライラしてる。
昔の私は、ずっとそんな感じでもありました。しかし嫌な出来事があっても、SNSには頻繁に投稿したりすることは無くなりました。
冒頭にも書いた通り、「悲しみ」は人が受ける度合いによって、人それぞれに異なること。
そして大小に関係なく、人は悲しみを受けたら、とにかく悲しいのです。悲しいことを、忘れる努力も大事かもしれない。けれど、実は忘れることよりも、悲しみを乗り越えるために受け入れることが凄く大事。受け入れることが出来ないと、結局は悲しいことが起きた現実を受け入れられない、ということ。悲しみが起きた現実を拒否することになる。
悲しい出来事は、大小に関係なく、当事者にとっては非常に大きな事なのです。ですよね?
だから、人は時間を掛けて、とにかく時間を掛けて、ゆっくりゆっくり受け入れて、その先でどうしていくかを少しづつ考えることが、悲しみを乗り越えること、なのだと思います。
ちなみに、上記の例題で挙げたパティスリーのお店は、架空の出来事ではなく、私の身に起きた最近の悲しい出来事です。
目当ての商品が買えなかった自分にとっての悲しい出来事は、およそ乗り越えるのに、3〜4日ほど掛かりました。
他人から見たら、そんなことで引きずるなんて! と思うかもしれません。
しかし、ネガティヴな口コミ投稿やSNSの投稿で、人に与えるネガティヴな言葉は、あまり良いものではありません。
私がネガティヴな言葉(つまりはお店に対しての批判)を投稿することで、恐らく第三者にネガティヴな感情を与えてしまう恐れにもなるからです。
いつだって他人に振り回されず、気持ちよく過ごしたいもの。
良い週末を、良い日を、過ごしてもらいたいと切に願うばかりです。
宝城亘.
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