【漢字に関する保護者の意識調査】 12月12日は漢字の日。2021年《保護者が選ぶ漢字》第1位は「耐」。 「幸」「楽」「愛」などポジティブな漢字も並ぶ。 〜家庭でタブレットを活用した学習を行う割合、3歳を超えると4割以上に~
保育施設・学校に通う子どもを持つ親202名を対象に12月12日の漢字の日に合わせて「漢字に関する保護者の意識調査」を実施しました。
調査の結果、2021年を表す《保護者が選ぶ漢字》1位「耐」、2位「変」「家」、3位「幸」という結果になりました。「耐」を選んだ理由として「いつかコロナが終息するのを信じて日々耐える気持ちだった。」「コロナ終息し気にせず遊べるようになるのを願って耐えることが大事だと思っていたから。」と、今年も新型コロナウイルス感染症の対策に耐えた一年であったことが見て取れます。
一方で「幸」「楽」「愛」などのポジティブな漢字も並び、『幸』は「コロナで大変な中でも初めての運動会や発表会など、子どもたちの成長を感じる機会を先生方がつくってくださり、実際に見れたため、幸せだなと感じることの多い1年だったから。」、『楽』は「来年入園する幼稚園も決まり、コロナ禍とも上手く付き合えるようになり、制限はある中でも楽しい毎日を送れた。」、『愛』は「この一年我が子にたくさんの愛を注ぎ、たくさんの愛で癒されたからです!」など、保護者ならではの視点として、コロナ禍であっても子どもの成長や存在に励まされ前向きになっていることが感じ取れます。
続いて漢字の学習について、現在全国の小学校でタブレット配布が進むなど学校教育においてのデジタル化が進む中で、保護者がタブレットの活用を推奨する漢字の学習内容を聞いたところ、「漢字の成り立ち・意味を知ること(70.79%)」が一番多く、「漢字を読めること(63.86%)」「漢字を覚えること(61.88%)」「漢字を書くこと(50%)」「どれも推奨しない(1.49%)」という結果になりました。上記回答の理由を聞くと、ポジティブなものでは「カラー・動画などでわかりやすい(60.89%)」が一番多く、次いで「タブレット学習の方が子どもが進んで取り組む(40.59%)」との結果となりました。一方ネガティブな理由としては、「目が悪くなる可能性がある(46.53%)」「字が汚くなる可能性がある(33.66%)」という結果になり、子どもの漢字学習においてタブレットを利用することに肯定的ではあるものの、健康面や使い方は配慮すべきと考える傾向にあるようです。
また、家庭でタブレットを活用した学習を行っているか(予定があるか)を聞いたところ、子どもの年齢別で見ると、0~2歳「はい(23.53%)」「いいえ(76.47%)」、3~5歳「はい(41.24%)」「いいえ(58.76%)」、6歳以上「はい(43.24%)」「いいえ(56.76%)」で、2歳から3歳を境に活用率が増加傾向にあり、3歳から5歳の幼児期でも4割以上がタブレットを活用した学習を行っていることがわかりました。
調査結果のトピックス
1.2021年《保護者が選ぶ漢字》第1位は「耐」。「幸」「楽」「愛」などポジティブな漢字も並ぶ
2.漢字のタブレット学習は全体的に好意的で「カラー・動画などでわかりやすいこと」が6割を超える。タブレット学習を推奨しないとの回答はわずか1.49%にとどまるが、健康面や使い方には配慮必要と考える傾向
3.家庭でタブレットを活用した学習を行う割合、3歳を超えると4割以上に
調査結果トピックス詳細
1.2021年《保護者が選ぶ漢字》第1位は「耐」。「幸」「楽」「愛」などポジティブな漢字も並ぶ
2021年を漢字一文字で表すとしたら?という質問について、第1位は「耐」という結果になりました。
「耐」を選んだ理由として、「コロナで外出自粛等、引き続き忍耐の年だった。」「いつかコロナが終息するのを信じて日々耐える気持ちだった。」「コロナ終息し気にせず遊べるようになるのを願って耐えることが大事だと思っていたから。」など今年も新型コロナウイルス感染症の対策に耐えた一年であったことが見て取れます。
続いて、2位「変」「家」、3位「幸」という結果となりました。
更に、2021年を表す漢字に込められた感情を、漢字の選出理由の回答結果をもとに「ポジティブ」「ネガティブ」「どちらでもない」の3つに分類したところ、ポジティブな理由での漢字選出が44.06%と、ネガティブな理由を上回る結果となりました。
「家」「禍」「変」などコロナ禍を連想するものもありましたが、「家で、家族と過ごす時間が長かった。 コロナ禍で大変なことも多いが、家族にとってはいい時間になった。」「コロナ禍をみんなで乗り越えた、乗り越えようとしている。」というポジティブな要素でも選出されており、新型コロナウイルス感染症の状況が回復に転じつつある中で希望を持ちたいという気持ちの表れではないかと推測できます。
また保護者ならではの視点として、『幸』は「コロナで大変な中でも初めての運動会や発表会など、子どもたちの成長を感じる機会を先生方がつくってくださり、実際に見れたため、幸せだなと感じることの多い1年だったから。」、『楽』は「来年入園する幼稚園も決まり、コロナ禍とも上手く付き合えるようになり、制限はある中でも楽しい毎日を送れた。」、『愛』は「この一年我が子にたくさんの愛を注ぎ、たくさんの愛で癒されたからです!」など、コロナ禍であっても子どもの成長や存在に励まされ前向きになっていることが感じられます。
2.漢字のタブレット学習は全体的に好意的で「カラー・動画などでわかりやすいこと」が6割を超える。タブレット学習を推奨しないとの回答はわずか1.49%にとどまるが、健康面や使い方には配慮必要と考える傾向
現在全国の小学校でタブレット配布が進むなど、学校教育においてのデジタル化が進んでいます。子どもの漢字学習について推奨する学習内容を聞いたところ、「漢字の成り立ち・意味を知ること(70.79%)」が一番多く、「漢字を読めること(63.86%)」「漢字を覚えること(61.88%)」「漢字を書くこと(50%)」「どれも推奨しない(1.49%)」という結果になり、漢字学習のタブレット活用に関して概ね好意的であることが分かりました。
上記回答の理由を聞くと、ポジティブなものでは「カラー・動画などでわかりやすい(60.89%)」が一番多く、次いで「タブレット学習の方が子どもが進んで取り組む(40.59%)」「資料や教材が邪魔にならない(37.13%)」が続く結果となりました。一方ネガティブな理由としては、「目が悪くなる可能性がある(46.53%)」「字が汚くなる可能性がある(33.66%)」という結果になりました。子どもの漢字学習においてタブレットを活用することに肯定的ではあるものの、健康面や使い方には配慮すべきと考えている傾向にあるようです。
3.家庭でタブレットを活用した学習を行う割合、3歳を超えると4割以上に
家庭でタブレットを活用した学習を行っているか(予定があるか)を聞いたところ、子どもの年齢別で見ると、0~2歳「はい(23.53%)」「いいえ(76.47%)」、3~5歳「はい(41.24%)」「いいえ(58.76%)」、6歳以上「はい(43.24%)」「いいえ(56.76%)」で、3歳から5歳の幼児期でも4割以上がタブレットを活用した学習を行っていることがわかりました。また、タブレット学習を行っていない人にその理由を聞くと、5歳以下の幼児では8割以上が年齢的に「まだ検討段階にない」と答えており、2歳から3歳を境に活用率が増加傾向にあることから、子どもの発育に合わせて活用を検討していることが伺えます。
また、タブレットを活用した学習を行っている(予定がある)と回答した人に、活用する理由を聞いたところ、「タブレットの方が子どもが進んで取り組むから(58.33%)」が一番多く、「カラー・動画などでわかりやすい(41.67%)」「子どものペースで勉強ができる(41.67%)」「資料や教材が邪魔にならない(41.67%)」が続く結果となりました。
■調査概要
・調査テーマ:漢字に関する保護者の意識調査
・調査方法 :WEBアンケート調査
・調査対象者:保育施設・学校に通う子どもを持つ親 202名
・調査実施日:2021年11月15日~11月28日
・調査主体 :千株式会社