見出し画像

【保活に関する保護者の実態調査】初年度の保活で第一希望の施設に受かった人は6割施設選びの基本条件で重視したい点の第一位は職員の雰囲気施設の特色で重視したい点の第一位は食育・自然体験に取り組む時間

未就学児、園・学校に通う子どもを持つ親112名を対象に「保活に関する保護者の実態調査」を実施しました。

調査の結果、初年度の保活結果について質問したところ、「第一希望の施設に入れた(62.50%)」「第二希望の施設に入れた(10.71%)」「第三希望の施設に入れた(4.46%)」「第四希望以下の施設に入れた(8.04%)」「二次募集で入れた(3.57%)」「入れなかった(10.71%)」という結果になりました。保活の結果、全体の約9割が施設に受かっているものの第一希望に受かった人は約6割にとどまっており、待機児童が減少しても第一希望園への入園を目指す保護者の保活は今後も必要だと考えられます。
保護者が園に対し求めている内容を調査するために「もう一度保活をするとした場合に重視するポイント」について質問したところ、施設選びの基本条件では「職員の雰囲気(84.82%)」が最も高く、特色では「食育・自然体験に取り組む時間(43.75%)」が最も高い結果となりました。


まとめ

約9割が施設に受かっているものの第一希望に受かった人は約6割と、待機児童が減少しても保護者の保活は今後も必要だと考えられます。
保育施設は働く保護者に需要が高いため自宅や職場からの利便性は重視されやすいですが、施設選びで重視するポイントは、「職員の雰囲気」が一位となり「通いやすさ」は三位という結果になりました。施設を利用するようになり職員の雰囲気は子どもの成長に直結すると感じ、最も重視するポイントになったと言えそうです。
施設の特色で重視するポイントは「食育・自然体験に取り組む時間(43.75%)」が最も多い結果となりました。近年、食生活の乱れや肥満・痩身傾向など、子どもたちの健康を取り巻く問題が深刻化していることから文部科学省や農林水産省でも食育を推進しており、食育活動への関心が高まっていると言えそうです。

調査結果のトピックス

  1. 初年度の保活で第一希望の施設に受かった人6割

  2. 施設選びの基本条件で最も重視するポイントは職員の雰囲気 84.82%
    施設の特色で最も重視するポイントは食育・自然体験に取り組む時間 43.75%

調査結果トピックス詳細

1.初年度の保活で第一希望の施設に受かった人6割


初年度の保活結果について質問したところ、「第一希望の施設に入れた(62.50%)」「第二希望の施設に入れた(10.71%)」「第三希望の施設に入れた(4.46%)」「第四希望以下の施設に入れた(8.04%)」「二次募集で入れた(3.57%)」「入れなかった(10.71%)」という結果になりました。
保活の結果、全体の約9割が施設に受かっているものの第一希望に受かった人は約6割と、待機児童が減少しても保護者の保活は今後も必要だと考えられます。

2.施設選びの基本条件で最も重視するポイントは職員の雰囲気 84.82%


入園後に大切だと気付いた点などを含め、もう一度保活をするとした場合、施設について何を重視するか質問したところ、第一位は「職員の雰囲気(84.82%)」という結果になりました。保育施設は働く保護者に需要が高いため自宅や職場からの利便性は重視されやすいですが、第二位は「施設の清潔さ(72.32%)」となり「通いやすさ」は69.64%で第三位という結果でした。
職員の雰囲気を重視している理由について、「職員の雰囲気や子どもの雰囲気に違和感がある園には入園させたくない。」「通園すれば、友達・先生との関係性はよい場合も悪い場合も学んでくるので、人の雰囲気(特に職員)は重視したい。」「先生方は年度毎に変わるので、園長先生の人柄を1番重要視した。」などの回答がありました。施設を利用するようになり職員の雰囲気は子どもの成長に直結すると感じ、最も重視するポイントになったと言えそうです。
※「重視したい」「絶対に譲れない」の合計数値

3.施設の特色で最も重視するポイントは食育・自然体験に取り組む時間 43.75%


もう一度保活をするとした場合、施設の特色について重視するポイントについて質問したところ、「食育・自然体験に取り組む時間(43.75%)」が最も多く「写真販売の有無(39.29%)」「自由遊びの時間(33.04%)」が続く結果となりました。
職員の雰囲気を重視している理由について、「暖かい給食を園で食べられることを重視。」「野菜を食べないので興味を持ってくれるといいなと思う。」「自然体験をさせたい。」などの回答がありました。
近年、農林水産省では食育は生きる上での基本とし、健全な食生活を実現することができる人間を育てることを目的に食育を推進していることからも、食育活動への関心が高まっていると言えそうです。
※「重視したい」「絶対に譲れない」の合計数値

■調査概要
・調査テーマ:保活に関する保護者の意識調査
・調査方法 :WEBアンケート調査
・調査対象者:未就学児、園・学校に通う子どもを持つ親 112名
・調査実施日:2022年3月1日~2022年3月31日
・調査主体 :千株式会社

※調査結果から、内容を転載/ご利用いただく場合は、クレジット 「はいチーズ!調べ」の表記をお願いいたします。(SNSはリンクのみで転載可)