保育と男性
今回は僕が考える保育とジェンダーについて書いてみようと思います。
僕の保育歴
保育者として12年程現場で仕事をさせていただいてました。
保育園保育士として10年
認定こども園の幼稚園で保育教諭2年
男性保育士数の割合
僕は保育とジェンダーは関係ないとよく言ってますし今でもそう思ってます。
しかし、絶対数として男性が全体に占める割合が低い事は事実。
保育士数で言えば令和2年の国勢調査によると
全体の保育者数が1,665,549人のうち
男性は82,330人
パーセンテージにして4.9%
1割にも満たないんです。しかもこれは登録者で実際働いている人はもっと少ないかもしれません。
数字にすると更に少なさを感じるかもしれません。
データからも分かるように圧倒的マイノリティである事は明白です。
では次から僕の経験と保育とジェンダーに対する考えをまとめます。
保育とジェンダー
前述したように、保育業界では圧倒的マイノリティな男性保育者。
しかし、なぜ僕が保育とジェンダーは関係ないと言い切るのか。
それは
女性にできて男性にできない保育や、その逆の保育はないと考えるからです。
こどもたちが遊ぶ環境を構成したり
こどもたちの人権を真剣に考え
こどもたちに真摯に向き合うのが保育であると僕は思います。
それは男性でも女性でも性別は関係ない事です。
ただやはり絶対数が少ないので男性というだけで良くも悪くも注目される事は多いですし
男性保育者を採用していないという施設もだいぶ少数にはなってきていますがあるにはあるようです。
僕が経験した園も2園が男性を初めて雇う園でした。
性別云々よりも信頼関係
9年目で入職した園も男性が初めてで、保護者が不安になっているのをなんとなく肌で感じたのを覚えています。
でも僕の保育を知ってもらえば大丈夫だとは思っていました。
保育において保護者との信頼関係の構築はかなり大きい部分を占めると思っています。(まず第一にこどもである事は忘れてはいけませんが)
保護者さんて子育てで悩んでおられる方が多く、そこを少しでも解消できると良いなと思い連絡帳でのやりとりを大切にしていました。
最初は子育て不安+男性保育者という不安を抱えている保護者さんも少しずつ分かってくださり最後は好意的に接してくださる人がほとんどでした。
思い出に残る先生になりたいなんておこがましく思った事はないけれど
やはりマイノリティで目立つ存在だから
なるべく目立たず
そして保護者さんの良き理解者であれるよう僕は仕事をしていました。
今でもお会いすると好意的に声をかけてくださり嬉しい限りです。
保育って
本当にいいものですね♫