家庭でも役立つ子どもの10の姿Vol.2

こんにちは。毎日保育勉強中のぱんだです。

今回は前回の後編として、子どもの10の姿の残り5個について見ていきます。ラインアップはこんな感じ。

0.前回の概要
1.思考力の芽生え
2.自然との関わり・生命尊重
3.数量や図形,標識や文字などへの関心・感覚
4.言葉による伝え合い
5.豊かな感性と表現
6.まとめ

それでは一緒に見ていきましょう。

0.前回の概要

前回は10の姿の前半5つ、
1.健康な心と身体
2.自立心
3.協同性
4.道徳性・規範意識の芽生え
5.社会生活との関わり
について見てきました。家庭ではこのようにすると良いかもしれない、保育士さんたちに対しては5領域のどの部分に当たりますねという所を見てきました。今日も同じような形で進めていきたいと思います。

1.思考力の芽生え

嚙み砕いて言うと、新しい考えを生み出したり、既存の考えをよりよいものにしようとする能力です。考えようとする、考える力が身に付いてほしいという事ですね。具体的な子どもの姿を挙げてみると、

・水の感触を楽しみ変化に親しむ
・氷の感触を楽しみながら遊ぶ
・イメージするものを工夫して作ろうとする
・色を使った遊びを通して色の変化を楽しむ

こんな形でしょうか、身近な環境に関わっていって考えたりする機会を作っていけると良いですね。上記してあるように水や氷でも子どもたちは不思議さを感じたりしながら遊ぶことを楽しむので、簡単なものでも用意するだけで思考力の芽生えに繋がるかもしれませんね。他には色遊びなども簡単で良いかもしれませんね。

2.自然との関わり・生命尊重

これは自然や生命の不思議さなどを感じたり、命あるものの大切さを感じたりする能力です。例を挙げると下記のような形です。

・季節の虫にふれることを楽しむ
・それぞれの季節の気候を感じる
・それぞれの季節の過ごし方を知る
・生命の尊さを知り、大切に関わる

これは5領域で言うと”環境”に当たりますね。家庭でも命にふれる機会を設けて、お父さんやお母さんと一緒に学べる機会があると子どももすぐに理解できるかもしれません。もちろん保育園でも虫などを飼育してみるなどして命にふれる機会、そして年中さんや年長さんでは”死”という所まで話してみたり、”いのち”って何だろうと子どもたちと話合いの機会を設けるのもオススメです(^_^)/

3.数量や図形,標識や文字などへの関心・感覚

これは見た通りの意味ですね。まず具体的な例を挙げます。

・文字に関心を持つ
・数量に関心を持つ
・数の概念を感じる

順番としては丸や四角などの図形に興味を持って、それが高じて文字や数字にも興味を持っていくという形です。稀に小さいうちから文字を覚えてしまうお子さんもいますが、急に文字を覚えるようにするより、乳児の内からその土台も作っておきたいですね。

4.言葉による伝え合い

これは絵本や物語などを通して言葉にふれたり、言葉による伝え合いなどでそれを楽しんだりする中で獲得されていく能力になります。具体的な例は下記の通りです。

・保育者の話を注意して聞く
・相手の話を聞いて自分の気持ちを伝える
・絵本に親しむ
・歌などを通して様々な言葉の表現を楽しむ。

僕自身が勉強している時に感じた事なのですが、言葉の獲得というと”発語”の方に意識が向いてしまうと思いますが、言葉を”聞く”ことも言葉の獲得において重要な過程なのだと感じました。まずは聞いて言葉と行動の意味をリンクさせて自分も意味を持って発せられるようになりますからね。言葉に関連する事全般がこの章に込められているのでしょう。

5.豊かな感性と表現

これは自分が経験したことを自分なりの形で表現したり、他者と表現しようとしたりする能力の事です。学生はもちろん大人になっても必須スキルですね。例をあげてみると、

・経験したことを他者に伝えることを楽しむ
・好きな色を使って自分なりの表現を楽しむ
・童謡などのリズムに親しむ

など、やはり表現活動がこの能力を身に付けるうえでの基になりますね。まずは表現を知る事、楽しむこと、そして保護者や保育士などの他者に認められる経験を通して意欲に繋がっていくでしょう。大人が想像もしないような表現を子どもはするので、こちらの頭もやわらかくしてくれますよ。

6.まとめ

前回に引き続いて10の姿について見ていきましたけどいかがでしたでしょうか。保育士さんには少し物足りない内容だったかもしれませんが、捉え方の基本は解説できたと思います。こんな場面ではどうなるのかな、これはどういう意味なんだろうと何かありましたら是非コメントで教えてください。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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