園長歴10年以上の自信作!保育者が働きやすい保育園(職場)を作り上げる10の秘訣
はじめに
突然ですが、あなたは今よりもっと働きやすい職場にするためには何をしたら良いのか、悩んでいませんか?
現状をどうにか変えたい…そう思っていませんか?
こんにちは!保育士園長まゆあです。
今回は保育者が働きやすい保育園(職場)を作りあげる10の秘訣を、私なりの経験や視点から書いていきたいと思います。
私は現在(2024年5月時点)で保育者として18年目、そして28歳の時に園長に就任して以来、10年以上園長を務めており、今も園長職に就いている現役の園長先生です。(2024年度で12年目になります。)
これまで認可保育園、小規模保育事業所、企業主導型保育事業所などで園長を経験し、規模も様々な形の運営を経験してきました。
思い返せば園長就任当初は業務に追われ、毎日仕事をこなしていくのに精一杯。
私自身も保育に入る中、保育者の労働環境の事を気にかける間もなく、忙しい日々をすごしていました。
その後園長業務に慣れるにつれ、ある程度の余裕が産まれたころに「ある想い」が心の中に湧き上がってきたのです。
それが「保育者が幸せに働くにはどうしたら良いのだろう」という想い。
保育業界は数年で職員が辞めてしまうなど、中々人材が定着しない職場も多くあり、SNSでは愚痴の様な言葉も聞かれます。
中々大変な目にあっている保育者の声も沢山聴いてきました。
言葉は悪いかもしれませんが、不幸な目にあったと感じる方もいることでしょう。
では、職員が幸せに働くにはどうしたら良いのでしょうか。
幸せの定義は人それぞれ。
様々な想いをひとまとめにするのは大変ですが、私の中でいくつかの考えにたどり着きました。
その一つが今回の「保育者が働きやすい職場を作る」という事でした。
働きやすさは数字には表すことができないものです。
ただ、それでも、いくつかの指標を用いて表すことができます。
保育だと例えば
・離職率
・第三者評価(保護者と職員からの評価をもとにした第三者の評価)
・面談の結果
こう言ったところから働きやすさを読み取ることができます。
正直な事を言うと、私が携わった園は退職者が0!という訳ではありません。
若い職員が多いという事もあり、ライフステージの変化、引っ越しなど様々な理由で退職する方はいますが、職場や保育が嫌で退職した職員は今の所0です。
これまで私なりに一生懸命考えて働きやすくするための取り組みを行ってまいりました。
良い効果が出なかったものもありましたが、年々良いものだけを残して取り組みました。
その結果、令和3年度に行った第三者評価をもとにした職員からの評価ランキングで自治体内2位という結果もでました。
面談を担当する法人本部職員からは「まゆあ先生が行く園は職員が落ち着く」と言われていますし、働きやすくなったと言われる事が多かったです。
(ある意味プレッシャーなのですが…それを維持できるように頑張ります!)
園長になってから10年以上経ち、X(旧Twitter)や各種SNSで発信をしてまいりましたが、今までの経験を「何か形に残したい」と思い今回noteに書くことを決意しました。
このnoteを読むことで、
・働きやすい保育園(職場)を作るためのヒントが得られる
・現状をどうにか変えたいと考えている方の道しるべになる
・新たにトップ層になった方、これから園長や主任など管理職を目指していく方にとっての参考資料になる
主に管理職向けの内容になっています。
ただ、これから管理職を目指す方、今の現状を変えたいと思っている方にも参考になるnoteです。
また、他業種の方にも通じるところがあるので保育園に限らずどの職場でも可能な取り組みばかりです。
保育業界は働きづらいと思われている部分もありますが、まずはあなたの園から変えていきましょう!
そして、一つでも多くの園が変わっていき、最終的に
「保育業界って働きやすくてイイね!」
と思ってもらえたら嬉しく思います。
気合いれて14,000字以上という、かなりの長文になってしまいましたが、私が大事だと感じた事を沢山詰め込みました。
一気に読まなくてOK!
一つでも参考になった箇所があれば幸いです。
では早速参りましょう!
◎まずは「働きづらさの原因を探ろう」
「職員が中々定着しない、若手がすぐに辞めてしまう、なぜかぎくしゃくしてしまう事が多い。」
「面談しても不平や不満が出てしまい、頭を悩ませる。」
何だかあまり好ましくない状況が見え隠れしますね。
こういった状態の職場はまさしく「職員が働きづらい職場」になってしまっている可能性が高いと言えるでしょう。
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