手作りする?オーダーする?入園準備に便利なウェブサイト4選
保育園の持ち物は手作りで。というのはよく聞く話です。
実際に保育園に足を運んでみると、カバンや巾着など手作りの製品を使っている子どもたちの多さに驚かされます。
ところが、裁縫は得意・不得意が大きく分かれる分野であり、不得意な人にとって手作りは悩みの種です。
そこで今日は裁縫が苦手な方々にぜひ利用していただきたい便利なサイトをご紹介していこうと思います。
そもそもどうして手作りがいいの?
持ち物が手作りでという慣習は時代に合わないと言われながらも、今でも多くの保育園で取り入れられています。
なぜなら、手作りにこだわるからにはそれなりの理由があるからです。
まずは手作りの良さについて見ていきましょう。
1.保護者に子どものことを知ってもらいたい
保育園のカバンを選ぶときに、大は小を兼ねると中には子どもが引きずるような大きな手提げ袋を用意する方もいます。
既製品の場合は「まぁそのうち大きくなるから良いだろう」と流してしまいますが、自分たちで作るとなると「どのくらい長さにしておけば使いやすくなるかな?」などと考えるきっかけになります。
これらは身長だけでなく、子どもの手の長さや持てる大きさなど、様々なことが分からないと作り始めることができません。
このように、既製品だとあまり気にしないようなことも、手作りだとしっかりと考えるのは子どものことを知ってもらうきっかけになるわけです。
2.今しか手作りは持てない
手作りにはいろんな良さがありますが、そもそも親が手作りしたものを持ち歩くのは保育園の時ぐらいでしょう。
いつまでも出来ることではありません。
小学生でも無理ではないと思いますが、中学校・高校と年齢が上がるにつれて、そういったものは格好悪いと嫌がったり恥ずかしがったりしてしまい、使う機会がなくなっていくものです。
自分の親が一生懸命作ったものを大切に使うなんてそんな素敵な事は無いのに、一度もそんな経験をしないで大人になってしまうのは少し寂しいと思います。
そのため、小さい頃しかできないことの1つとして、大変になってしまうのは承知でも手作りしてもらいたいのです。
3.自分の持ち物だとわかりやすい
例えば保育園のバッグが全員同じものだと、誰の持ち物かを見分けるためには名前を書くが、分かりやすいマークをつけるかのどちらかになります。
別にそれでも悪くはありませんが、大勢のものを1カ所に置いてしまうと、どれが誰のものか分かりにくくなってしまいます。
特に子どもたちは物を探すのがとても苦手なため、小さな名前やマークでは探しにくいものです。
そのため、一人一人が違うものを持つことによって、どこにいても自分の持ち物だとすぐに分かるという利点があります。
手作りなんてできない!そんな方にオススメのウェブサイト4選!
手作りの良さは分かっても苦手なものは苦手ですよね。
そこでそれらを代行してもらえる便利なウェブサイトをまとめました。
1.メルカリ
既製品の中から自分に合うものを探して購入するフリーマーケット形式になっています。
比較的安価で購入できるのが良いところで、まとめ買いの場合は多少の値下げも期待できるでしょう。
出品者とコメントのやり取りもできて、人によってはオーダーしたものを出品してくれることもあります。
またウェブ版ではできませんが、アプリ版だと出品者をフォローしておくことでその出品者が新商品がアップしたのをいち早く見つけることができます。
保育園グッズを専門に製作している出品者もいて、人気の方だと出品してすぐに売り切れになってしまうのはよくあることです。
そのため、誰よりも早く購入するためには非常に便利な機能になっています。
他にもminneなどがメルカリとほぼ同様に使えるウェブサイトです。
https://minne.com
2.ユザワヤ
ユザワヤのイージーオーダーメイドという名前で製作の代行をしていて、レッスンバッグ、体操着入れ、お弁当袋、シューズケース、コップ入れ、布団カバー、ランチョンマットと、保育園で使うグッズはほぼ網羅されています。
サイズが指定されている基本サイズのプランだけでなく、こちらでサイズを指定できるフリーサイズのプランもあります。
基本サイズのプランにプラス200〜400円程度でフリーサイズのプランが利用できるため、細かくサイズが指定されている場合でも費用を抑えて作ることができます。
また、店舗に足を運ぶことで完成品や生地を実際に見ることができるため、「直接見ないと不安だな」と思う方にはオススメです。
デメリットとしては納期が1〜2ヶ月とやや長めになっているため、計画的に利用しないと慌ててしまうことになりそうです。
3.テッテ
子どもが喜ぶ生地が豊富に用意されています。
はらぺこあおむしのような絵本のキャラクターやアンパンマンのようなテレビアニメのキャラクター。
他にも動物や乗り物、フルーツやお花など、子どもが好きそうなものは何でも揃っています。
また納期は1週間〜10日程度とかなり短く、製作代行料金も660円からとやや低価格になっています。
注意点としては全てをネットから注文するようになっていて、裏地や底布をつけたい場合やサイズをオーダーしたい場合も同様です。
そのため、規格外の注文になってしまう場合、注文方法がやや複雑に感じるところもあります。
4.入園グッズ専門店 りんごの木
注文方法が簡単なのが特徴的で、時間がかからないのがメリットです。
注文方法はメインの生地を選び、あとは保育園からの手紙(資料)をメールで送るだけで見積もりをとってくれます。
万が一保育園から製作物のサイズの指定がなかった場合には、基本サイズから選ぶことも可能です。
面倒なオーダーシートや細かなサイズの記入が必要ないだけでなく、やり取りはメールで行うため、分かりにくいところもすぐに質問できて忙しい方にはオススメです。
また、各商品にネームテープを無料で縫い付けてくれるのは嬉しいポイントで、名前の記入場所に困りません。
デメリットとしてはやや高めの価格帯です。
まとめ
時代遅れとは言われながらも、まだまだ多くの園で手作りの持ち物が取り入れられています。
手作りの方が良いに越した事はありませんが、苦手な方や仕事が忙しい方にはそんなことに時間をかけられないのが現実です。
ようやく保活を乗り越えたところで入園準備に困ってしまう事の無いように、様々なウェブサイトを活用しながら快適に保育園生活の準備を進めていきましょう。
ライター:中村大我(保育士・保育ライター)
東京都の23区内で働く保育士。子育て支援のための活動を精力的に行っている。最近はnote(うほうほ保育園)に子育てノウハウの記事を書いたり、絵本の制作協力を行ったりしている。
「口だけではない子育て支援」をモットーに日々力を入れて活動中。24歳、2児の父。
note(うほうほ保育園) :https://note.com/back_hoikushi