保育用語の書けそうで書けない漢字たち
1.しきそう → 色相
色の三原色といえば?
彩度・明度・しきそう
2.とうそくじん → 頭足人
前図式期(3~5歳)に見られる、特徴的な絵
3.られつ期 → 羅列期
羅列とは~ずらりと並べる事
前図式期には、同じものを羅列的に描いたりするため
られつ期・カタログ期といった呼び方も。
カタログとは、商品を書き並べたもの。
4.てらこや → 寺子屋
江戸時代に普及した、そろばんや読み書きを教えていた場所
ちなみに寺子屋では先生の事を師匠と呼び、生徒のことは寺子と呼んだ。
5.なんご → 喃語
乳児が発する定かじゃない言葉
ちなみに喃語と間違えやすい言葉にクーイングがある。
これは喃語を話す前の段階で、
あ~・う~・え~といった、母音だけで構成される言葉。
6.さんばじゅつ → 産婆術
ソクラテスが編み出した問答法。
相手に質問を重ねる事で、相手の考えを引き出そうとする方法。
その助ける姿が産婆さんに似ていた事から
産婆術という名前が付いた。
7.ひぞうぶつ → 被造物
哲学者カントが言った有名なセリフの一部として登場する言葉。
「人間は教育されなければならない唯一の被造物である」
ちなみにこの言葉、弟子のリンクが出版した「教育学」の序文で見られます。
8.いんじゃ → 隠者
スイスのペスタロッチが書いた本といえば
隠者の夕暮れ です。
玉座にいてもあばら家にいても、同じ人間に変わりない!
9.りょうかせい → 両価性
プラスとマイナスの考えを同時に持つこと。
例えば好きな人に抱く感情と、その人を妬ましく思う感情が
同時にある といった具合です。
主に統合失調症の人に見られる症状の一つ。
英語では アンビバレンス と言います。
10.せんもん → 専門
保育指針 第1章 総則の2「保育所の役割」より
保育所は、その目的を達成するために、保育に関する
【専門性】を有する職員が、家庭との緊密な連携の下に、
子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、
養護及び教育を一体的に行うことを特性としている。
覚え方:専門家は手も口も出さない!