見える化するのは何のため?
付箋や模造紙を使った会議が徐々に保育現場でも取り入れられて来ているように感じます。付箋や模造紙、それからホワイトボードを使うことで、議論の過程を見える化できます。
つまり、「これまで何を話してきたのか」ということと、「これから何を話していくのか」が明確になり、話が横道にそれても元に戻ることができ、議論を積み重ねていくことができます。そのため、時間の短縮にもなります。
また、途中から参加した人もすぐに議論に参加することができます。出席できなかった人も、結論だけではなく議論の過程を理解することができます。
さらに、見える化することで、革新的なアイデアが生まれることが期待できます。
たとえば、A案とB案について、意見を付箋に書いて模造紙に貼り出していくと、C案を思いつくことができます。
参加者の知恵や経験を持ち寄り、それを見える化することで、ブレイク・スルー(壁を突き破る)やイノベーション(革新)が起こりやすくなるということです。