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子どもが合わせるのではなく、子どもに合わせていく
子どもと保育者が共に笑顔でいられる環境
昨日、保育士の養成校講師、園長、そして法人保育士さんたちとお話する機会がありました。現場の声として強く感じたのは、「人手不足」と「特性の強い子どもたちへの対応」に皆さんが悩まれているということです。
特性の強い子どもが増える一方で、人手が足りず、保育者は対応に追われています。私自身もこの課題に向き合う中で、「子どもが保育者に合わせる」保育ではなく、「私たちが子どもに合わせる」保育が特に必要だと感じています。
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子どもの特性に寄り添う保育とは?
特性が強い子どもたちに対して無理に型にはめるのではなく、まず環境を変えることで、子どもの特性が強く出ないようにすることが重要です。例えば、教室のレイアウトを変えたり、活動の進め方を工夫したりするだけでも、子どもたちが自然と安心して過ごせるようになります。これは「誰かが特別扱いされる」ということではなく、すべての子どもたちにとって過ごしやすい環境を作るということです!
2025年の理想の保育
私が考える2025年の理想の保育は次のようなものです
-製作は自由製作に
決められた作品を作らせるのではなく、子どもたちが思い思いに作る時間を大切にする。創造性を伸ばすだけでなく、子どもの気持ちや考えを尊重する保育が実現します。
主体性を育む上でも大事ですよね!
運動会の形を変える
発表や競技の要素を減らし、当日は親子で一緒に体を動かすことを重視する。子どもも保護者も「楽しむ」ことがメインになり、無理な準備や練習も減ります。
並ばせる、待たせるを減らす
行動を統一することにこだわらず、自由に動ける時間を増やすことで、子どもたちのストレスを軽減します。 効率や管理のしやすさをとって、不必要に待たせたり、並ばせたりしないようにしたいですね!
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自由あそびを大事に
子どもたちが自分で選んで遊ぶ時間を多く確保する。興味を持つことを通して、自発的に学んでいく力を育てます。
もちろんただ遊ばせるのではなく、保育者の関わりや園庭環境も充実させないとただの放任になってしまうから注意を!
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子どもも保育者もWin-Winな結果へ
こうした保育を実現すれば、子どもたちは自由の中でのびのびと成長し、学ぶことができます。一方で、保育者にとっても、作り物や準備が減り、日々のストレスが軽減されます。子どもと向き合う時間が増えることで、イライラも減り、結果的に子どもも保育者も笑顔で過ごせる環境が整うのです。
「やらせる保育」から「寄り添う保育」へ。この転換が、保育の未来をより良いものにしていくと信じています。私たち保育者が変わることで、子どもたちの可能性は無限に広がります。2025年に向けて、一緒に新しい保育の形を考えていきましょう。
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