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#44 関心から熱中。そして、深い学びへ。

学びとは何か?

保育学生との講義で、こういった根本的な問いに向き合う機会を大切にしています。それは現場に出てからこそ必要な視点になるからです。

普段あまり考えないようなことや「当たり前」になっていることを問い直していく。その過程で生まれる気づきや新たな意味づけがあり方や行動をアップデートしていく。それも「学び」ですね。

「学び」の概念には複雑性があり、様々な要素が重なり合っています。

端的に表現されている例で言えば、汐見稔幸さんは「新しい脳の回路をつくっていく」ことが学びだと表現されています。

他にもよりよく成長することも学びと言えますし、生きることそのものが学びだとも表現できると思います。

いずれにしても「学び」とは場所や期間、年齢で制限されることのない、一生続く営みです。何歳のどんな人でも生きているだけで様々な学びをしているのだと思います。

乳幼児期の遊び=学びを「意欲」の側面からとらえてみる

学ぶ意欲の特徴として以下の3つを取り上げてみます。

難しいことに自分から取り組む。
その子にとって難しいことにトライする。
「できる・できない」で測れないもの。

難しいことに自分から取り組む

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私にとっての「保育」という存在にも向き合っていきたい。子どもにとっての「保育」も、保護者や社会にとっての「保育」も考えていきたい。その営み…

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