#56 イヤイヤするっていうことは…
自我が芽生えてくると、「イヤ!」という表現を始めとして、大人にNOを突きつける主張が出てきます。
子どもの育ちにとっては大事、大人にとっては大変だったり、一筋縄ではいかない時期にも感じられたりしますね。
今回は、自我の芽生えとは何かをきっかけに、通称「イヤイヤ期」について書いていきます。
およそ1歳頃より、自我が芽生える時期になります。
自我が芽生えるというのは
「自分のやりたいことがわかる」自分に子どもがなっていく時期
とも言えます。
およそ1歳半頃から2歳にかけて、「なんとなく」や大人の都合に流されることなく、明確に「こうしたい・あそこに行きたい」と主張できるようになります。
これらは、自分なりの意図を心に保持して
「目の前にないものを思い描く力」が育っている
ということです。
自分の意図 に沿ってブラブラすることや、大きな目的(例:保育園に向かう)よりも、小さな楽しみ(例:道中にアリの観察に夢中にな る。段差に登りたくなる)をつなぎ合わせて生きることが成長に必要な時期です。
ただし、その子なりの意図は、いつも周囲に受け入れられたり、いつも実現できたりするものではないため、そんなときに「イヤイヤ」という形で、時には
「やだああああー!!」
と、ものすごいエネルギーで子どもは自分の意図を表現することになります。
子どもの意図や意志を尊重することと、行動自体を許容することは分けて考えることが大切です。
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私にとっての「保育」という存在にも向き合っていきたい。子どもにとっての「保育」も、保護者や社会にとっての「保育」も考えていきたい。その営み…
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