保育士試験を受験しようと思った理由
きっと保育士試験を受験されるほとんどの方が、
子どもが好きで、子どもに携われる仕事がしたくて受験されると思います。
同じく私も、子どもって見ているだけで癒されるし好きなのですが、それだけではありませんでした。
きっかけは昨年のゴールデンウィーク明け。
ふと “今後の人生にプラスになる何か” に無性にチャレンジしたくなったのです。
実はこのようなnoteを開設したものの、保育士として働きたいわけでも、今の仕事を辞めたいわけでもないんです。
ではなぜこのタイミングで「保育士試験」を受けようと思ったのか?
せっかくなので、その理由をお話させてください。
立場の弱いフリーランスだからこそ惹かれた肩書き
私は今は「フリーランス」として働いています。
そう話すと “独立していてすごい!” と、言われることもあるのですが、
特にこれといった才能や自信があるわけでもなく、会社員という勤務形態が合わなかったために、“止むを得ず選んだ選択肢” という表現がしっくりくるかもしれません。
実際に、個人へ仕事のオファーが来るのではなく、繋がりのあった企業に所属させてもらっている業務形態。
ある程度の自由はあるものの、会社員とほとんど変わりません。
むしろ何かあった時に一番最初に辞めさせられるのはそうした個人ですし、(もう少しで4年目になるのでさすがにそれはないとは思いますが…)
そんな個人でも武器となってくれるもの。
もしかして「国家資格」かもしれない!
そんな安易な思いつきがきっかけでした(笑)
「合格科目の免除」というありがたい制度が後押し
そんな時にたまたま、
保育士資格が専門学校に通わなくても良い「国家資格」であること。
3年以内だったら合格科目は免除制度のある試験だということを知りました。
(それなら私でも出来るかも!)
というのも、これまでちゃんとした受験経験がなく、
高校:前期試験(面接のみ)
専門学校:特に勉強せずに入学
だったので、
こんなに勉強したのは、ほんとーーーーに久しぶりでした。
それにしても全部で9科目って多いですよね!
せっかく勉強するのであれば役立つ知識を
私は今28歳なのですが、改めて将来どのような大人になりたいか考えた時に、やっぱり「母」にはなりたくて、
だけど「母になるための知識」って全然ないなと思ったんです。
実際に試験勉強を進める中で、学校でもっと教えても良さそうなことをたくさん学べて…
「保育の心理学」
子どもの発する言葉や、行動の一つ一つに発達段階があり、特に「遊び」の重要性については何人もの歴史上の人物が研究を重ねてました。
「子ども家庭福祉」「社会的養護」「社会福祉」
年々増加している子どもへの虐待。障害児やひとり親家庭への支援。だけどそれを防止するための法整備や、支援するための行政が提供するサービスは、私たちが知らないだけで、暗記しきれないほど、その時代に合わせて試行錯誤されてました。特に最近は、施設から里親など、より家庭的な養育へと移行しているようです。
「子どもの保健」「子どもの食と栄養」
こんなにも予防接種の種類があったなんて…。授乳も離乳食も成長に合わせて細かく調整してたなんて…。うちの母は栄養士なのですが、今私が大きな病気もせず健康なのは、幼い頃の食事のおかげ。だけど免疫の無い幼少期は大変だっただろうなー。全「お母さん」のすごさ。そして育ててくれた自身の母への感謝の気持ちが湧き上がってきました。
「保育実習理論」
この科目は、音楽・造形・言語(絵本等)の、お楽しみ分野。実は小学校から中学卒業するまでずっと将来の夢はピアノの先生でした。音大には通えないよねと諦めたのですが、今後の実技試験はピアノ(と読み聞かせ)を選択したので、経験を活かすことが出来そうで嬉しいです。
「保育原理」「教育原理」
教育基本法、学校教育法、児童福祉法、児童福祉の設備及び運営に関する基準、保育所保育指針、幼稚園教育要領、児童の権利に関する条約などなど…
こうして一つ一つ決められてるんですね。
その中で『生涯学習社会と教育』という項目があったのですが、
実際に社会人になって本格的に勉強をしてみて感じたことは、
“仕事と勉強の両立はとても大変” ということ。
どちらかというと、私は自由な働き方をさせてもらっているため、普段の時間は作りやすい方だと思いますが、
きっとこのnoteをご覧いただいてる方の中には、お子さんがいる方や、平日遅くまで働いている方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方が受験されるの、本当にすごいです!
チャレンジすることに意味があるはず
意外と難易度が高い(たしか合格率20%?)というのは、試験勉強を進めていく中で知りましたが(笑)
令和3年後期、令和4年前期ともに、
なんて面倒なことを始めてしまったのかと毎日のように思いながらも、毎日勉強してきました。
そして令和4年後期試験のある10月は、仕事で大きなプロジェクトがあったり、引っ越しをしなきゃいけなかったりで、
「受験しない」という選択肢もありました。
ですが、受験票を送り今に至ります。
“ここで逃げたら後悔するかも” と思ったんですよね。
だけど一人じゃ乗り切れないかも
(笑)
ということで、
このnoteで勉強の様子を発信していきながら、
最後の難関「ニコイチ」に挑みたいと思います💪
令和4年後期試験受験される方、
ぜひ一緒にがんばりましょ💪