保育士試験まであと41日(復習:教育原理)
①明治時代、東京女子師範学校付属幼稚園の教育者・研究者
中村 五六
「フレーベルの会」
和田 実
「幼児教育法」(中村 五六との著書)
→目白に幼稚園、保母養成所を経営、遊戯を重視
倉橋 惣三「誘導保育案」
②私立幼稚園の開設
1889年 アメリカ合衆国の宣教師
アニー・ライオン・ハウ
→フレーベルの幼稚園教育を日本に伝え「頌栄幼稚園頌栄保姆伝習所(しょうえいようちえんしょうえいほぼでんしゅうしょ)」を設立した。
1895年
トムソン夫人
→民間の貧民幼稚園である「善隣ぜんりん幼稚園」を神戸に建てた
③幼稚園の普及
大正時代
1066園、園児数9万5000人
1926年(大正15年)
「幼稚園令」を公布
戦後の1947年(昭和22年)に学校教育法(教育基本法)の制定により、幼稚園令は廃止された
④昭和後期〜平成時代の幼稚園
1963年(昭和38年)年に「幼稚園および保育所の調整についての文部省、厚生省の了解事項について」と題する通知が出る
→ここで、それぞれの機能の違いが強調され「保育所の持つ機能のうち、教育に関するものは、幼稚園教育要領に準ずることが望ましい」とされる
→1980年初頭までは幼稚園は増加。
その後減少に転じて「幼保一元化」議論へ。
江戸時代の教育
◯朱子学
林羅山 (昌平坂学問所)
◯陽明学
中村藤樹、吉田松陰(松下村塾)
◯古学=「儒教」の新派
山鹿素行、荻生徂徠(蘐(けん)園塾)、伊藤仁斎(古義堂)
◯寺子屋
お寺で教える学問施設
◯藩校・藩学
武士の教育のために
◯私塾
本居宣長(鈴屋)、緒方洪庵(適塾)、シーボルト(鳴滝塾)
明治時代の教育
1871年(明治4年)
(文部省)の創設
1872年(明治5年)
学制
・「必ず邑に不学の戸なく、家に不学の人なからしめん事を期す。」として
明治政府が国民皆学を目指して発布
・学事奨励に関する(被仰出書(おおせいだされのしょ))が出された
・個人が身を立て、生計を立てていくために学校で学ぶことが必要であるとその意義が述べられているが、当時は授業料を負担しなければならず、就学率は上がらなかった
1877年(明治10年)
就学率40%
→1年未満での退学者も多い
1879年(明治12年)
(教育令)
・学制を廃止して公布された
1885年(明治18年)
(小学校令)
・伊藤博文内閣が発足し、同年初代文部大臣に就任した森有礼が制定
・4 年の義務教育制度を成立させた
1890年(明治23年)
(教育勅語(教育ニ関スル勅語))が発布
・明治天皇が近代日本の教育の基本方針として下した勅語
1899年(明治32年)「幼稚園保育及設備規程」が制定
・国として初めて幼稚園の目的・内容・施設設備など示したもの
・文部省令として公布
・保育項目は「唱歌・遊戯・談話・手技」とされた。
1900年(明治33年)
第 3 次小学校令において、授業料を不徴収とした
→ここで無償の義務教育が成立し、この頃から急激に就学率が上昇した