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保育士試験まであ29日(復習:教育原理)

著書

オーエン

『新社会観』
幼児期における環境の影響の大切さを主張

ヘルバルト

『一般教育学』
・教育思想や教授法を記した
・「明瞭・連合・系統・方法」という4段階の教授段階説を唱えた

ペスタロッチ

『リーンハルトとゲルトハート』
・教育小説
・教育による民衆の道徳的更生と自立というテーマが,家庭教育の場としての〈居間〉の思想を軸に展開された

フレーベル

『母の歌と愛撫の歌』
・父親母親のために書かれた育児書
・母が子どもを愛撫しながら楽しく遊んであげる歌 で、この歌を歌いながら子育てをすると、母も子もすこやかに人生を生きて行けるように作られている。

ペスタロッチ

『幼児教育書簡』
・イギリス人の友人にあてた34通の書簡
・人間のすべての魅力を子どもは与えられているが、その能力はいずれも発達していないで、まだ開いていない芽のようなものである。その芽が開くとおのおのの葉が開いて、開かない葉は一枚も残らない。教育の過程はこのようなものである。」(合自然)と述べている。


幼稚園教育要領


平成29年3月告示
新しい幼稚園教育要領のポイント
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/044/001/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2017/08/28/1394385_003.pdf
・前文が付け加えられ、第1章総則がわかりやすく示された
・前文と第1章「総則」は試験に出やすい

教育は、教育基本法第1条に定めるとおり、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期すという目的のもと、同法第2条に掲げる次の目標を達成するよう行われなければならない。

1 幅広い知識と教養を身に付け、(真理を求める態度)を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。

2 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、(勤労)を重んずる態度を養うこと。

3 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に(社会の形成)に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。

4 生命を尊び、自然を大切にし、環境の(保全)に寄与する態度を養うこと。

5 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

また、幼児期の教育については、同法第11 条に掲げるとおり、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであることにかんがみ、国及び地方公共団体は、幼児の健やかな成長に資する良好な環境の整備その他適当な方法によって、その振興に努めなければならないこととされている。

これからの幼稚園には、学校教育の始まりとして、こうした教育の目的及び目標の達成を目指しつつ、一人一人の幼児が、将来、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓ひらき、持続可能な社会の創り手となることができるようにするための基礎を培うことが求められる。

このために必要な教育の在り方を具体化するのが、各幼稚園において教育の内容等を組織的かつ計画的に組み立てた(教育課程)である。

幼稚園教育要領とは、こうした理念の実現に向けて必要となる教育課程の基準を(大綱的)に定めるものである。

幼稚園教育要領が果たす役割の一つは、(公の性質)を有する幼稚園における教育水準を 全国的に確保することである。

また、各幼稚園がその特色を生かして創意工夫を重ね、長年にわたり積み重ねられてきた教育実践や学術研究の蓄積を生かしながら、幼児や地域の現状や課題を捉え、 家庭や地域社会と協力して、幼稚園教育要領を踏まえた教育活動の更なる充実を図っていくことも重要である。

幼児の自発的な活動としての遊びを生み出すために必要な環境を整え、一人一人の資質・能力を 育んでいくことは、教職員をはじめとする幼稚園関係者はもとより、家庭や地域の人々も含め、様々な立場から幼児や幼稚園に関わる全ての大人に期待される役割である。

家庭との緊密な連携の下、 小学校以降の教育や生涯にわたる学習とのつながりを見通しながら、幼児の自発的な活動としての遊びを通しての総合的な指導をする際に広く活用されるものとなることを期待して、ここに幼稚園教育要領を定める


IoT(Internet of Things

→あらゆるモノがインターネットにつながる仕組み


ICT(Information and Communication Technology)

→情報通信技術

キー・コンピテンシー

→主要能力

・OECDが主導し、多数の加盟国が参加したプロジェクトで国際的合意。 (生徒の学習到達度調査(PISA)(3年ごと)や、国際成人力調査(PIAAC)(5年ごと)で、これらの能力の一部に関する各国の状況を測定) 
・グローバル化と近代化により、多様化し、相互につながった世界において、人生の成功と正常に機能する社会のために必要な能力。

①言語や知識、技術を相互作用的に活用する能力
「言語、シンボル、テクストを活用する能力」「知識や情報を活用する能力」「テクノロジーを活用する能力」 

②多様な集団における人間関係形成能力
「他人と円滑に人間関係を構築する能力」「協調する能力」「利害の対立を御し、解決する能力」 

③自律的に行動する能力
「大局的に行動する能力」「人生設計や個人の計画を作り実行する能力」「権利、利害、責任、限界、ニーズを表明する能力」

文部科学省
「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめ 補足資料」


超スマート社会(Society 5.0)

→①狩猟社会、②農耕社会、③工業社会、④情報社会に続く人類史上5番目の新しい社会

GIGAスクール構想

→2019年に開始された、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する文部科学省の取り組み。
「GIGA」は「Global and Innovation Gateway for All」を意味する


OECD

→経済協力開発機構

PISA(Programme for International Student Assessment)

→OECD が進めている国際的な学習到達度に関する調査。
2000 年から 3 年ごとに実施されており、読解力、数学的リテラシー、科学的 リテラシーの 3 分野で実施(2018 年調査は読解力が中心分野)



STEAM教育

Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学・ものづくり)
Art(芸術・リベラルアーツ)
Mathematics(数学)

→5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念

子どもを今後のIT社会に順応した競争力のある人材に育てていくための教育方針。技術革新が進み人工知能の影響で世の中が大きく変化する中で生まれました。


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=追記=

陶冶

人を育てあげること(=教育)や人間形成という意味。
形式陶冶と実質陶冶は「対」

■形式陶冶
学習内容を教え込むよりも、知識を使いこなす能力(記憶力や想像力)を育てることを重視する教育
→計算を使いこなす能力を高める

■実質陶冶  
実質的な知識や技能を習得させることを重視する教育
→足し算や九九などの計算の仕方を習得

社会人基礎力

・経済産業省が提唱
・職場や地域社会で仕事を行う上での基礎的な能力としており、コミュニケーション能力や主体性があげられている
・構成する主要な能力として「前に踏み出す力」(アクション)、「考え抜く力」(シンキング)、「チームで働く力」(チームワーク)の3つがあげられている

人間力

・内閣府の「人間力戦略研究会報告書」にて定義
・ 「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」としている
・1知的能力的要素、2社会・対人関係力的要素、3自己制御的要素を総合的にバランスよく高めることが、この力を高めることと定義した。

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