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白衣の天使というけれど



白衣の天使と

よく言うけれど


小児科で働く私は、子供にとって

天使では、きっとないだろう


こわいことをする、こわいひと

いたいことをする、こわいひと




ごめんね

いつも痛い思いをさせて

ごめんね

いつも押さえつけて

ごめんね  ごめんね



でもこれが

私の現実



夢ばかり見ていられない


白衣は私にとって

現実を生きるための鎧


本当は

夢みたいな絵ばかり描いていたいけれど


本当は

理想を追い求める詩ばかり書いていたいけれど



これが私の現実の毎日


毎朝、現実を生きるために白衣という鎧を着る


中身とは少しかけ離れた現実の世界を生きる


ふわふわ生きていたいけれど


白衣を着たら、ちゃんと地に足をつけて

現実を見る




これが私の仕事

  子供という天使に寄り添うこと





これのみだと思う


でもこれが私の選んできた道



目を逸らさずに


今日も笑顔を忘れずに









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