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どうする?父親の施設入所15 転所の話

2017年秋から2018年春。誤嚥性肺炎1回、転倒1回。
わたしの父は脳梗塞後に転院を繰り返したあと、介護老人保健施設で落ち着き、丸1年を迎えました。最初の半年は、リハビリをして回復傾向が顕著でした。2017年秋になって、父は誤嚥性肺炎を起こし、ベッドから落ちて腰を痛めました。

ペインクリニックが併設された介護老人保健施設なので、レントゲン等の設備があります。肺炎で高熱が出た際も、ベッドから落ちて腰を痛めた際も、さいわい外部の病院に入院するほどではありませんでした。(悪化すれば救急車で運ばれることもあります)。遠距離に住むわたしたち姉妹にとっては、久しぶりに平穏な冬でした。

2018年の年始は、わたしの娘も加えて4人でまたホテル外泊。父の腰の状態もあって、基本的に車いす移動でしたが、まったく歩けないほどではありませんでした。父は、娘の浴衣姿を絶賛し、ホテルのロケーションがいいと喜んで、夕食はおいしいと完食してくれました。「かわいいなぁー、ええ景色やー、おいしいなぁー」。満足した父が、何度同じこと言ってもまったく気にならない。そのたびに、本当にそうだよそうだよ頷きました。足腰は衰えたけれど、認知機能はそれほど下がっていないと思いました。

そのあと、施設内でインフルエンザが流行して父も罹患し、しばらく転所の話題は出ませんでした。あぁ、良かった良かった。

2018年春。
とうとうその日がきました。ケアマネさんが「お父さんもここに来て1年になるので、そろそろ転院を」と切り出しました。
私「そうですよね。1年も置いていただいて、ありがとうございました」
ケ「転院先は、近くの介護老人保健施設Wではいかがでしょう?」
私「え?本当ですか?」
ケ「はい、お父さんは、まだ自宅に帰れそうにないですが、娘さんの近くの施設には行きたくない、ここでええよー、ここでええよーとおっしゃっています。そういうわけにもいかないので」。
他に受け入れ先が見つからないなら、なるべくわたしたちも通いやすい、K市の同様の施設を紹介してくれるという話でした。この1年で父の性格や行動を理解し、わたしたち家族に対して配慮してくださったのだと思いました。

わたしは紹介されたWに見学に行きました。現在の施設と同じような雰囲気、対応でしたが、唯一違うのは、クリニックが併設ではないので、レントゲンを撮るような事態になれば、外部病院に家族が付き添って行くことになるそうです。

その日のうちにW施設と契約を結びました。Wは、今すぐには空きがないので、空き次第移動するということでペンディング状態。

父の施設入所のつづきは下記より。たまには施設を出て、外出しようね。


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