祝原 渕瀬

外国語のニュースを読んでまとめたり、オリジナル記事を執筆しています。

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最近の記事

[翻訳]日本、地球規模で情報監視を拡大する米国NSAと秘密取引

https://theintercept.com/2017/04/24/japans-secret-deals-with-the-nsa-that-expand-global-surveillance/ 日本、地球規模で情報監視を拡大する米国NSAと秘密取引 2017年4月24日 ライアン・ギャラガー記者  始まりはいつもと変わらないごく普通の空の旅だった。ニューヨーク市JFK空港第15番ゲートに、200人超の男女と子どもが列をなしてボーイング747型機への搭乗を待ってい

    • ドキュメンタリー映画『越境の花嫁』(2014年、イタリア/パレスチナ合作)

      短縮バージョンを一見してあまりにも気に入ってしまったので、ウェブ上で公開されている資料に基づいてコピーを勝手に書いてしまった。日本再上映を希望! ---------------------------------------------  陽気な結婚式一行を装って、イタリアからスウェーデンへ。  目的は、亡命。  2013年10月、イタリア人ジャーナリストのガブリエーレ・デル・グランデは、シリア人編集者とシリア人翻訳者のふたりとミラノ駅で落ち合った。コーヒーを飲みに行

      • [翻訳]アート + アクティビズム――現実の世界に現実のインパクトを生み出す

        2017年2月22日、ナタリー・エイベア/MUTUALART 編集部 原文:NATALIE HEGERT /MUTUALART - Art + Activism: Making a Real Impact in the Real World [写真1 原文参照] SUPERFLEX《病院内設備》 (2014) 写真:PalMedSuperflex  芸術のための芸術〔自律的芸術〕は、今日の過熱した政治状況のなかでは、擁護しがたい立場――あるいはひょっとすると罪深い快楽

        • [翻訳]ドイツでの報道例——森友学園の国有地不正取得疑惑と安倍夫妻の関連について

          ひと——安倍昭恵日本国首相夫人、ある名誉職に就任していたことで論争の渦中に 2月26日、クリストフ・ナイトハルト 原文記事 Profil: Akie Abe - Süddetche Zeitung 安倍昭恵夫人は独立して行動する人物だ。たとえば東北における誇大妄想じみた津波対策の防潮堤建設を視察したときのように、しばしば夫・安倍晋三首相の政権を批判している。LGBTのデモに参加して共に行進したり、安倍首相が与する民族右派について怒りを表したりしている。安倍首相は、食料品

        • [翻訳]日本、地球規模で情報監視を拡大する米国NSAと秘密取引

        • ドキュメンタリー映画『越境の花嫁』(2014年、イタリア/パレスチナ合作)

        • [翻訳]アート + アクティビズム――現実の世界に現実のインパクトを生み出す

        • [翻訳]ドイツでの報道例——森友学園の国有地不正取得疑惑と安倍夫妻の関連について

          [オリジナル記事]NASA、地球外生命に一歩近づく発見か

          米航空宇宙局(NASA)が現地時間22日午後1時(日本時間23日午前3時)に行った会見によると、地球からみずがめ座の方角に39光年離れた位置にある「TRAPPIST-1」という恒星系で7つの地球型惑星が発見され、うち外側の3つの惑星で水が液体として存在するための条件が満たされていることがわかった。 NASAとベルギーのリエージュ大学の共同研究チームによる発見。地球型惑星が同じ系にこれほど多数存在し、しかも地球型生命に必要な海が存在しうる惑星が複数隣り合っているケースはと

          [オリジナル記事]NASA、地球外生命に一歩近づく発見か

          [オリジナル記事]米露の狭間で揺れるNATO

          ロシアがNATOに揺さぶりをかけている。 ミュンヘンで開かれている国連安全保障会議で、18日、セルゲイ・ラブロフ露外相が、NATOを「考え方も感じ方も冷戦時代の組織」と批判したうえで、西側諸国の影響力を従来より減じる新しい国際的安全保障体制を目指す意向を示した。 実は、NATOはちょうどアメリカからも揺さぶりをかけられていたところだった。 折しも、16日、ジェイムズ・マティス米国防長官が、NATO加盟国に対し、各国がNATOへの拠出金を増額しなければ米国の協

          [オリジナル記事]米露の狭間で揺れるNATO

          [オリジナル記事]EUに嵐は近づいているか——2017年、蘭・仏・独の選挙における反EU運動の影響予測

           昨年6月に英国で行われた国民投票の結果に、多くの人が動揺した。英国で働く非英国人はビザの問題を恐れ、英国に生産拠点を置くメーカーはヨーロッパ各地から輸入している部品にこれから高い関税がかけられるようになる可能性を恐れ、国内外の投資家はユーロ経済圏の先行きを恐れた。  しかし影響の範囲はそれでも限られていた。英国は、域内の資本や労働力の移動の自由を保障する欧州連合(EU)には加盟していたが、域内移動中の出入国審査をなくすシェンゲン協定には参加しておらず、さらに単一通貨ユーロ

          [オリジナル記事]EUに嵐は近づいているか——2017年、蘭・仏・独の選挙における反EU運動の影響予測

          [オリジナル記事]ヴィスコンティ後期最高傑作、フェンディによるデジタル完全修復版で2/11から全国順次上映

           ルキノ・ヴィスコンティ(1906-1976)監督の映画『家族の肖像』(1974)デジタル完全修復版が、11日から東京・岩波ホールをはじめとして全国各地で順次上映される。  ヴィスコンティといえば20世紀イタリア映画を代表する巨匠のひとりとしてよく知られており、日本にも熱烈なファンが多数いる。前期~中期には当時の社会問題や働くひとびとの生命力を描き、中期~後期にはより閉鎖的な美の世界を追い求め、生涯を通じて容赦ないリアリズムと耽美的な退廃のあいだで緊張感ある映画を撮り続けた

          [オリジナル記事]ヴィスコンティ後期最高傑作、フェンディによるデジタル完全修復版で2/11から全国順次上映