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7ヶ月目、挫折したけどコレで復帰【相対音感トレーニング】

このノートは就職を機にピアノを始めたはいいものの練習すれば楽譜どおり弾けるけど、曲の構造とかはぜんぜん理解できないし楽譜がないと何もできない』の繰り返し。そんな音を自由に扱う感覚が一向に得られず悩んでいた私が

「楽譜がなくても、曲を弾ける人」
「初めて聞いた曲をすぐ耳コピ、アレンジできる人」

になるために、相対音感を鍛える様子を記録していくものです。

「どんな方法で音感トレーニングするのか」「トレーニングの成果や気づき」「苦労や克服方法」を毎月このnoteにまとめて書いていきます。

私と同じような境遇の方に向けてサンプルの1つとして参考していただけたら幸いです。トレーニングは2019年10月から1年間実施します。

Twitterでもこんな感じで毎週報告しています。興味があればぜひ見てみてください!↓

(補足)
 
トレーニング方法は主に移動ド唱法です。やり方は「ずっしーの音楽教室」のサイトを一番参考にしています。そのため「しらみつぶしトレーニング法」などサイトで使っている用語を使用します。なぜ相対音感トレーニングなのかという疑問もこちらのサイトをご覧ください。

2020年10月末までに達成したい目標

「曲を聞いたとき、その曲のメロディの階名が瞬時に頭に浮かんでくるようになる。頭に浮かべた階名を正確にアウトプットできるようになる」

この1年、まずはメロディを正確に聞き取る、歌える状態を目指します!

■5月の振り返りと気づき

挫折したけどなんとか復帰した話

わたしは音感トレーニングの目標として「曲を聞いたとき、その曲のメロディの階名が瞬時に頭に浮かんでくるようになる。頭に浮かべた階名を正確にアウトプットできるようになる」を掲げています。

5月は特に「初めて聞いた曲の階名が分かる(音→階名)
この状態に強い憧れを抱いており、一刻でも早くそのなりたいと思っていました。

なぜそう思ったか。振り返れば4月末、幸か不幸か私は「ときどきメロディが階名で降ってくる」「音を感覚的に理解する感覚が分かる」状態になっていました。なかなか成長を感じられない相対音感トレーニングで久々に成長を感じ、わたしは謎の自信にあふれていました。そして5月に入りあろうことか、テレビCMやコンビニで耳にする曲、ラジオのジングルなど耳に入ってくる曲すべて階名で聞こえるかと自分を試したのです。自然とやっていました。何度か聞けば必ず階名で聞こえるだろうと思っていました。しかし…

当然、階名で聞こえるわけありません。だって"ときどき""曲の短いフレーズ"が階名で分かる程度の実力なのですから。

そして撃沈したわけです。曲を聴いてもたまーにしか階名が分からないので、「全然階名で聞こえないじゃん」→「やっぱり自分はセンスない」となり、5月中旬になるにつれ、だんだんとモチベーションが下がります。

モチベーションを下げる要因がもう1つありました。それがコード進行のインプット(響きとコードネームを結びつけ)。これがどうも手ごたえがないのです。メロディのときと違い、階名のようにラベリングができないからです。

そんなこんなで、勝手にモチベーションが下がりトレーニングをやらない日が続きます。5月17日まではモチベーションが下がりっぱなしでした。

まあさすがに、このままではいけないと別のアプローチを考えます。

解決法その①「童謡を聞くだけで音感が身につくCDブック メロディがドレミで聞こえるようになる! 」の付属CDを聴きまくる

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この本はまさに相対音感トレーニング向きの本です。一番の特徴は付録のCDです。このCDには誰もが聞いたことある「荒城の月」「あめふり」「うさぎとかめ」など童謡や歌唱を階名で歌っている音源が収録されているのです。(なんと全20曲!しかも西塚式!)

なぜいままでこの本を知らなかったのか…

この音源の良いところはなんといっても受け身でトレーニングできることです。モチベーションが下がっていると鍵盤を押しながら階名を歌うなんてカロリーの高いトレーニングはできません。そこでこのCDの出番です。とにかく聞き流しつつ歌う、実に簡単です。

やってることは先月わたしが開設したyoutubeチャンネル「スキマ時間に聴いて歌って相対音感トレーニング」と同じですね。(スキマ時間を利用したいという思いで開設しましたが、モチベーションが下がってるときに利用するのもありなんだなあと思いました(´Д`)

解決法その②移動ド唱法のみ実施する

できるようになりたいことが多ければ多いほど、幅広く様々なトレーニングに手をだしてしまいます。

わたしの場合は「移動ド唱法」「新曲視唱」「ずっしーの音感トレーニングアプリ」「コードのインプット」「コードで遊んでみる」「2音のしらみつぶしトレーニング」「3音のしらみつぶしトレーニング」「左手でリズムの練習」…などなど思いつくだけでこれだけあります。

モチベーションがあるときは毎日こなせましたが、モチベーションが下がるともうなに1つ取り組むことができません。そんな日が続くと「これまではちゃんとやっていたのに…」と悪循環に陥ります(陥りました)

そんなときは思い切ってトレーニングを1つだけに絞るのです。

でも正直、ほかのトレーニングをやらないのはもったいないという思いは捨てきれません。ですが、「このまま能動的なトレーニングを全くやらない」のと「1つでもトレーニングを続ける」どちらが良いでしょう。前者後者の場合でそれぞれ未来を想像すると、割り切る勇気につながると思います。

解決法その①で徐々に平常心に戻し、トレーニングを1つに絞る。このステップでわたしはもとのモチベーションにもどりました。トレーニングをだんだん増やすことにも成功しました。

同じようにモチベーションが下がったらこれら方法を試してみてください!

ここからは余談です。下がりに下がっていたモチベーションはなんとか6月上旬にもとにもどりましたが、なんていうのでしょう。いまもトレーニングは続けていますが、わたしのなかでモチベーション事体がなくなりつつあります。ここでいうモチベーションは「さあきょうも音感トレーニングだ!」というような気持ちのことです。

7ヶ月もやってるからでしょうか。トレーニングするのが当たりまえみたいな感覚になっています。虚無でトレーニングしてる感じです。

■5月の成果、記録

アプリ「ずっしーの音感トレーニング」の記録

ずっしーアプリ記録 2019年10月22日~

ずっしーアプリハイスコア更新記録 2019年11月17日~ (1)

■計測の目的と方法
目的:自分の音→階名の能力を客観的に把握する
方法:縦軸はずっしー音感トレーニングアプリのスコアデータ、横軸は日付です。計測のタイミングは就寝前で、各ステージを1回のみプレイし、そのスコアをプロット
※ハイスコア記録は2019年11月からのプレイでステージごと、ハイスコアを出した日付とその点数を記録してプロットしています。

アプリ「新曲視唱」の記録

■総合
平均点(過去4週間):69.8点
練習回数(過去4週間):47回

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■計測の目的と方法
目的:自分の階名⇒の能力を客観的に把握する
方法:長調と単調、それぞれで各難易度をまんべんなくプレイする。
※画像はアプリ内のレポート

耳コピした曲一覧(今月2曲・累計8曲)

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インプットした曲一覧(今月5曲・累計21曲)

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インプットしたコード進行一覧

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■コメント(感想など)

・アプリ「ずっしーの音感」
 スコアが一気に伸びることがないのと挫折したこともあり5月は数日しか計測できませんでした。2音は得意ですが、3音以上になると伸びが芳しくない。

・アプリ「新曲視唱」
 4月は練習回数298回でしたが今月は47回です。これも挫折してたからしょうがないとしよう。挫折の期間ってちょっとでもうまくいかないとめちゃくちゃ落ち込んでしまうんですよね。

・耳コピした曲一覧
 実はこの一覧に載せる曲の基準が曖昧です。しっかり楽譜におこした曲は必ず載せていますが、空いた時間に脳内耳コピした曲はあったりなかったり、脳内耳コピはジングルなど短い曲やワンフレーズだけでやってるので、耳コピっていうほどなのかと考えてしまい載せてません。じゃあどん兵衛のテーマはいったい…?ちょっと来月から整理しようかな。

・インプットした曲一覧
 短調の曲をあまりインプットできていないので、一応意識して短調の曲を徐々に増やしています。(先月も同じようなこと言ってる)

・インプットしたコード進行一覧
 5月はほとんどコード進行のインプットはやっておりません。ディグリーネームと響きを結び付けたいのですが手応えがまったくないので、T・S・Dで掴むトレーニングにいったん切り替えたいと思います。来月から。

■来月に向けて

 5月の挫折を乗り越え、6月からはなんとか再出発できそうです。来月の目標を考えるためにいま一度、私の立ち位置を確認したいと思います。

【音→階名】アウトプット
・曲を聴けば主音が歌える(ただし、マイナー調の場合は正答率が体感6割)
・初めて聞いた曲でも一旦曲を止めて、フレーズを頭でゆっくり再生すれば単音の聞き取りはできる。インテンポは無理。
・シ→ドやレ→ドはだいたいどの曲でもわかる
・主音から離れれば離れる音ほど階名特定に時間を要する
・3音以上のフレーズになると3、4音目で途端に階名が分からなくなる。検討つかなくなる
・ミ→ドやファ→ド、ソ→ミのような4度以上離れた2音は聞き取れない
・初めて聞いた曲で、絶対歌ったことあるフレーズなのに階名が浮かんでこない感覚によく陥る。つかめそうでつかめない。インプット不足?
・フレーズのはじめの音を当てるのが苦手。パッとでてこない。毎回脳内で主音に収束させて確認している

【階名→音】アウトプット
・過去にインプットした曲の階名はだいたい歌える
・マイナー調の新曲視唱はすごい苦手(アプリ新曲視唱をやってて痛感する)

【コードの響き⇔名前】
・ずっしーさんのやり方でディグリーネームと響きを結び付けをしているが手応えがまったくない

以上、こんなところですかね。

特にここが克服できればいいのにと感じたのは、
「4度以上離れた2音は聞き取れない」
「初めて聞いた曲で、絶対歌ったことあるフレーズなのに階名が浮かんでこない感覚によく陥る」
「3音以上のフレーズになると3、4音目で途端に階名が分からなくなる。検討つかなくなる」
「フレーズのはじめの音を当てるのが苦手。パッとでてこない

「ディグリーネームと響きを結び付けをしているが手応えがまったくない」

この5つですね。全体的にインプット不足のような印象。コード進行感のトレーニングはひとまずT・S・Dの感じをつかむところから始めようと思います。

よし、6月も頑張ろう。

それではまた来月!お会いしましょう!

【おまけ】

①私が実行してきたトレーニング一覧

▼曲の主音を特定
・主音当て(知っている曲を聴いて、頭のなかで無理やり曲を終了させて落ち着く音を見つけ、主音と思う音を歌う。ピアノで合っているか確認)

▼「階名⇄音」結びつけ
・移動ド唱法(知っている曲のメロディを歌う。1フレーズ最低5日は行う)
・真・移動ド唱法(伴奏をつける知っている曲のメロディを歌いながら)
・ドに向かう2音をインプット(ソ〜ド〜♪のような2音をインプット)
・2音のしらみつぶしトレーニング(ド→レ、ド→ミ…ド→シのような、伴奏もつけて)
・様々な調でスケールを歌う(アプリ「新曲視唱」の機能を利用する)
・アプリ「聴くだけ!聴音2」(ひたすら聞く)

▼「音→階名」アウトプット
・アプリ「ずっしーの音感トレーニング」1〜5いずれのレベルでも、正解率9割ほどを目指す)
・アプリ「function ear trainer」(半音階を絡めつつ毎日行う)
・耳コピ

▼「階名→音」アウトプット
・アプリ「新曲視唱(入門2、初級)」(毎日5問はやる、お題を見てまずは一旦音をイメージして歌い、間違った音程や苦手なインターバルがある場合は2音のしらみつぶしを行う)
・ドを基準にランダムに単音を歌って、音があっているかチェック
・脳内耳コピ

▼「コード進行の響き⇔ディグリーネーム」
・T・S・Dの感じを確認してみる←New!

②愚痴とか悩みとか

 このコーナーは愚痴とか悩みを綴っています。解決したら解決法を書き込んでいきます。同じような悩みを抱えている方に、共感してもらえたり、悩みの解決になれば幸いです。

これまでの愚痴(精神面)
(2月)トレーニング100日超えても成長実感があまり感じられず、「100日過ぎたというのに自分はこの程度か…はぁ〜」と落ち込んだ
(2月)社会人だからと言い訳したくないけど、毎日トレーニングはなかなかキツイ。トレーニングできなくても自分を許す心が大事かも
(4月)ふと、階名が分かったから何なんだろうと思ってしまった

できないこと(技術面)
(2月)階名ドとソをよく間違える
(2月)階名ラを歌うのが異常に苦手
(2月)新曲視唱の総練習回数は600回を超えたというのに、いまだミスるたった2小節なのに
→(3月)継続してやっていたら、ある日突然できるようになった。解決!
(3月)マイナーな曲をインプットできてない
(4月)しらみつぶしトレーニングで思い浮かべた階名をまだ正確に歌えない。特に3音以上
(4月)しらみつぶしトレーニングのとき、コードがそもそも正しく押さえられない
(4月)調を意識して、主音以外の音から歌い始めるのが苦手
(5月)いまだにドとソをよく間違える
(5月)フレーズのはじめの音を当てるのが苦手。パッとでてこない。
(5月)3音以上のフレーズになると3、4音目で途端に階名が分からなくなる。検討つかなくなる
(5月)ミ→ドやファ→ド、ソ→ミのような4度以上離れた2音は聞き取れない

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(書いてる人)
音楽経験:
①クラリネット
2014年夏に短大の吹奏楽部に入り、クラリネットを始める。2016年末で一旦楽器から離れる。2019年に吹奏楽団に入り、現在も続けている
②ピアノ
2017年の夏にピアノを始める。2019年夏まで月2、3のレッスンに通っていた。現在は独学
③作曲
2018年1月に作曲を始める。2019年、成長を感じられず挫折。

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