音感トレーニング始めて100日が過ぎました
このノートは、就職を機にピアノを始めたはいいものの『まあまあ弾けたかな…?』の繰り返しで、成長を実感できず悩んでいた私が
「楽譜がなくても、曲を弾ける人」
「初めて聞いた曲をすぐ耳コピ、アレンジできる人」
になるために、相対音感を鍛える様子を記録していくものです。
記録と同時に、私と同じような境遇の方に向けて、社会人の私がどんな方法で音感トレーニングするのかや苦労や克服方法などを書いていきます。サンプルの1つとして参考していただけたら幸いです。トレーニングは1年間実施します。
Noteには毎月月末にその月のトレーニングのまとめを投稿します。Twitterではこんな感じで毎週報告しています。↓
(補足)
トレーニング方法は主に移動ド唱法です。「ずっしーの音楽教室」のサイトを参考にしています。また、このノートでは「しらみつぶしトレーニング法」などサイトで使っている用語を使用します。よければ…というかすごく参考になるのでぜひご覧ください。↓
■2020年10月末までに達成したいこと
その1
「曲を聞いたとき、その曲のメロディの階名が瞬時に頭に浮かんでくるようになる。頭に浮かべた階名を正確にアウトプットできるようになる」
(理由)
前者はアウトプットの種類でいうところの「音→階名」です。個人的には曲のメロディが階名で聞こえるようになれば、一般的な曲ならすぐ耳コピできるようになります。それに曲の分析やなぜ自分は曲のこの部分が好きなのかと納得できるようになるのは魅力的です。
後者はアウトプットの種類でいうところの「階名→音」です。私は趣味で作曲を始めたのですが、頭で思いついたメロディをなかなかアウトプットできず、形にできないことが何度もありました。頭の中で調を意識し、階名を正確の浮かべたらこんな悩みとはおさらばできます。それに曲を聴いてその場でピアノアレンジできるようにもになりたいので是非とも習得したい能力です。
▶︎これまで取り組んだトレーニングと実行中のトレーニング
①曲の主音を判別できるようになる 2019/11 達成❗️
(やり方)
知っている曲を聴いて、頭のなかで無理やり曲を終了させて落ち着く音を見つけ、主音と思う音を歌う
②スケールにある単音を判別できるようになる ←イマココ(今月はここの振り返りをします)
(やり方)
▶︎「階名⇄音」結びつけ
・移動ド唱法(知っている曲のメロディを歌う。1フレーズ最低5日は行う)
・真・移動ド唱法(伴奏をつける知っている曲のメロディを歌いながら)
・ドに向かう2音をインプット(ソ〜ド〜♪のような2音をインプット)
・2音のしらみつぶしトレーニング(ド→レ、ド→ミ…ド→シのような、伴奏もつけて)
・様々な調でスケールを歌う(アプリ「新曲視唱」の機能を利用する)
▶︎「階名→音」アウトプット
・アプリ「ずっしーの音感トレーニング」1〜5いずれのレベルでも、正解率9割ほどを目指す)
・アプリ「function ear trainer」(半音階を絡めつつ毎日行う)
・耳コピ
▶︎「階名→音」アウトプット
・アプリ「新曲視唱(入門2、初級)」(毎日5問はやる、お題を見てまずは一旦音をイメージして歌い、間違った音程や苦手なインターバルがある場合は2音のしらみつぶしを行う)
・ドを基準にランダムに単音を歌って、音があっているかチェック
※なんか立派に自分のゴールを決めていますが、気持ちはゆるくやっています。
■1月の成果について感想
現在の目標
②スケールにある単音を判別できるようになる
↓↓↓↓↓
1月の進歩
「まだ主音以外の単音を聞き分けることができないが、知っている曲のあるフレーズが階名で浮かぶ(そして合っている)ことが1月で3回あった」
■コメント
振り返ってて思ったのですが、なんかこの目標って曖昧な気がします。なにをもって達成とするのか基準が自分でも分かりません。なのでこの度、ずっしーさんのブログを参考に基準を作り、振り返ろうと思います。
☆目標の基準
②スケールにある単音を判別できるようになる
=「音を聞けばドとかミとかがわかる」し、「ファとかソとか言われればその音が思い浮かぶ」 を基準とします。
では、上記の基準を元に改めて1月の成果を振り返ります。
まず「音→階名」の視点で省みると、1月末までで、ある曲の伸ばしの部分とかの単音を聞いた瞬間に階名で特定することはできません。ですが、主音に向かうインターバルを意識することで、「あ、これは多分階名ラだ」という風に判断することはできます。つまり、階名の特定はできるけど特定までに時間がかかるということです。
次に「階名→音」。これに関して現在の私は主音や主和音を聞いた上で、ダイアトニックスケールの階名を歌うことはできます。しかし、実際の曲のメロディはさまざまな音同士で構成されているため、主音を聞いて階名を思い浮かべること以外に、短3度や完全5度のように2音のインターバルの感覚をつける、メロディから調を把握し、階名が歌える能力が必要になるのではないかと考えます。
総合すると、この目標はまだ達成してないと思います。「音→階名」は、「①曲のはじめや伸ばしの音について瞬時に階名を特定できるようになる」、「階名→音」は、「②調を頭にセットした上で瞬時に階名が歌える(=浮かべられる)ようになる」これらが今後の目標になります。
( ,,`・ω・´)ンンン?
ちょっとストップ。上記に示した今後の目標って、ゴールとしている「曲を聞いたとき、その曲のメロディの階名が瞬時に頭に浮かんでくるようになる。頭に浮かべた階名を正確にアウトプットできるようになる」を詳しく言い換えたものになるような気がする。それに新設した①②の目標に対する具体的なトレーニング方法は思いつかないし、ぶっちゃけあまり楽しくなさそう…あと、もし新設した①②の目標が達成できた時点で、メロディはある程度階名で聞こえるし、歌えるようになっているのではないだろうか…
…
混乱したので改めて、ずっしーさんのブログを見てきました。そして、今後の目標は、細分化せず「曲を聞いたとき、その曲のメロディの階名が瞬時に頭に浮かんでくるようになる。頭に浮かべた階名を正確にアウトプットできるようになる」でやっていいこうと思います。多分ですが、主音が聞き取れる、音のインターバルが聞き取れる、調を把握する、調をもとに階名が歌えるなどこれらの能力がある程度までできるようになると、結果的にメロディが階名で歌えるし、階名できこえるようになるのだと思います。
1月の成果に書いたように「知っている曲のあるフレーズが階名で聞こえた」という経験もあるので、単音にこだわるのはやめて、はじめに立てた目標に向かってトレーニングしていこうと思います。
今後この報告では、トレーニングでの気づきやアプリ「ずっしーの音感トレーニング」の記録や「新曲視唱」の記録、耳コピや即興などをまとめていこうと思います。
■振り返り(1月1日 〜 1月31日)
①報告ツイートからトレーニングを振り返り
トレーニングを始めて100日を超えたので、トレーニングを始める前と変化を比較してみました。↓
■コメント
今月は移動ド唱法と新曲視唱と耳コピにウエイトを置いた月でした。先月は基礎練習的なトレーニングを習慣化しましたが、ついつい基礎練ばかりをやってしまい移動ド唱法に取り組む前に疲れてしまっていました。それにいまの目標でもある「単音を聴きとる」ことに関しても耳の変化を実感もできませんでした。やはり実際の曲を歌うことも大事だろうと考え、トレーニングの順番を「基礎練→移動ド唱法と新曲視唱」から「移動ド唱法と新曲視唱→基礎練」に変更してみました。するとこれがなかなか良くて、1月の中旬からはほぼ毎日移動ド唱法に取り組めています。移動ド唱法と新曲視唱(実践)で苦手な音程やインターバルを見つけ、それらを基礎練で潰していくという手順となり、効率良くトレーニングできていると感じます。あと耳コピをやってみたのですが、前より聞き取りやすくなって気がしています。
②アプリ「ずっしーの音感トレーニング」の記録
■計測方法
(目的)
自分の音→階名の能力を客観的に把握するために行う。
(やりかた)
縦軸はずっしー音感トレーニングアプリのスコアデータ、横軸は日付です。原則寝る前に各ステージを1回のみプレイし、そのスコアを計測データとしています。やり直しは禁止。
※ハイスコア記録は2019年11月からのプレイでステージごと、ハイスコアを出した日付とその点数を記録してプロットしています。
■コメント
ステージ1の記録が2万点を超えました。ステージ2からステージ4については緩やかにじわじわと得点が伸びています。(そう信じたい)ハイスコアのグラフからは、ステージ1は特に成長していることが分かります。その他は、記録と同じく緩やかな曲線となっています。意外と成長がゆっくりなのだなと思います。ツイートでも述べましたが相対音感は忍耐だとか、半年から1年はやってこそみたいなものらしいので、落ち込むにはまだ早い。
③アプリ「新曲視唱」の記録
■コース:入門2
平均点(過去4週間):71.4点
練習回数(過去4週間):117回
■コース:初級
平均点(過去4週間):69.0点
練習回数(過去4週間):9回
■コメント
1月は12月に比べて取り組んだ!入門2は先月の平均は68.4点だったので、スコア伸びました。入門2は4小節新曲視唱するのですが、ちょっと退屈になったので8小節の初級に挑戦してみたりしました。難しくて楽しいです。
④耳コピした曲(今月1曲・累計2曲)
■コメント
今月は、ファミコンソフトの「突然!マッチョマン」の無敵BGMを耳コピが無事完了しました。youtubeとTwitterにアップしました↓
耳コピをしてて気づきましたが、コピーしたいパートを抜き出して歌えるようになりました。音感を鍛えているから聞き取れるようになったのかも知れません。
■これまで耳コピした曲一覧
※「ひなこより」は今後アップする予定
⑤知っている曲をインプットした(今月2曲/累計2曲)
■コメント
今月は、ロンドンデリーの歌をインプットしました。そして、なんと伴奏もつけて演奏しちゃいました。ふふふ✌︎('ω'✌︎ )達成感
■これまでインプットした曲一覧
移動ド唱法をやっているとき、個人的に気になることがあるんです。それは、「いまいち達成感がない」ということ。移動ド唱法は基本的にピアノで知っている曲のメロディを弾きつつ、階名を歌います。この方法だと、1曲歌ってもなんか物足りない感じがするのです。メロディだけだと右手だけで完結してしまうし、せっかくピアノの前にいるのにメロディだけっていうのはどこか物悲しい。
そこで私は簡単な伴奏をつけてメロディを弾き、そして階名を歌う「真・移動ド唱法」を思いつきました。これなら1曲1曲じっくりインプットすることもできるし、伴奏をつけることで音の役割を体感できるし、なによりピアノを弾いた!という達成感が得られます。これはおすすめです!
※インプットする曲全部に伴奏をつけて演奏するのはさすがに大変なので、伴奏がつけやすそうな、比較的ゆっくり目の曲は伴奏もつけてみるという感じです
↓おまけ 即興しました
⑥ひとこと
相対音感はじめて100日が過ぎていました。成長した感覚はぶっちゃけそんなありません。トレーニングはじめて1週間くらいしか経ってないような感覚です。でも100日も続けるとさすがにトレーニングもすっかり習慣化していて、ほぼ毎日できています。だんだん自分に合ったスタイルも見つかりはじめているし、このまま継続するぞー!
こっからは愚痴…この報告ってどうして毎度こんなボリュームになってしまうのだろうか。執筆に2日はかかるので、もっと要点だけをまとめて伝えていけるようにテンプレートを練りたいですね。まとめるのって難しいなあ。でも、私と同じような人の役に立てることをモチベーションにこれからも続けます。それではまた来月。
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(書いてる人について)
音楽経験;
①クラリネット
2014年夏に短大の吹奏楽部に入り、クラリネットを始める。2016年末で一旦楽器から離れる。2019年に吹奏楽団に入り、現在も続けています。
②ピアノ
2017年の夏にピアノを始める。2019年夏まで月2、3のレッスンに通っていました。現在は独学でやっています。就職後です。
③作曲
2018年1月に作曲を始める。挫折中。