相対音感を鍛え始めて半年が経った!
このノートは、就職を機にピアノを始めたはいいものの『まあまあ弾けたかな…?』の繰り返しで、成長を実感できず悩んでいた私が
「楽譜がなくても、曲を弾ける人」
「初めて聞いた曲をすぐ耳コピ、アレンジできる人」
になるために、相対音感を鍛える様子を記録していくものです。
記録と同時に、私と同じような境遇の方に向けて、社会人の私がどんな方法で音感トレーニングするのかや苦労や克服方法などを書いていきます。サンプルの1つとして参考していただけたら幸いです。トレーニングは1年間実施します。
noteには毎月月末にその月のトレーニングのまとめを投稿します。Twitterではこんな感じで毎週報告しています。↓
(補足)
トレーニング方法は主に移動ド唱法です。「ずっしーの音楽教室」のサイトを参考にしています。また、このノートでは「しらみつぶしトレーニング法」などサイトで使っている用語を使用します。よければ…というかすごく参考になるのでぜひご覧ください。↓
2020年10月末までに達成したい目標
「曲を聞いたとき、その曲のメロディの階名が瞬時に頭に浮かんでくるようになる。頭に浮かべた階名を正確にアウトプットできるようになる」
(理由)
前者はアウトプットの種類でいうところの「音→階名」です。個人的には曲のメロディが階名で聞こえるようになれば、一般的な曲ならすぐ耳コピできるようになります。それに曲の分析やなぜ自分は曲のこの部分が好きなのかと納得できるようになるのは魅力的です。
後者はアウトプットの種類でいうところの「階名→音」です。私は趣味で作曲を始めたのですが、頭で思いついたメロディをなかなかアウトプットできず、形にできないことが何度もありました。頭の中で調を意識し、階名を正確の浮かべたらこんな悩みとはおさらばできます。それに曲を聴いてその場でピアノアレンジできるようにもになりたいので是非とも習得したい能力です。
以下の順番で振り返りしていきます
①4月の成果と振り返り
成果をひとことで
【アウトプット】
・アプリ「ずっしーの音感トレーニング」の記録
・アプリ「新曲視唱」の記録
・耳コピした曲一覧
【インプット】
・インプットした曲一覧
・インプットしたコード進行一覧
コメント(感想など)
②4月の気づき
③トレーニングはじめて半年の感想と来月に向けて
①4月の成果と振り返り
まずは、4月の成長をざっというと
✔階名でメロディが降ってくる頻度が多くなってきた
✔コード進行感の特定が少しできるようになった
✔脳内耳コピをはじめた
さあ、各項目を振り返っていきましょう!
アプリ「ずっしーの音感トレーニング」の記録
■計測の目的と方法
目的:自分の音→階名の能力を客観的に把握する
方法:縦軸はずっしー音感トレーニングアプリのスコアデータ、横軸は日付です。原則寝る前のタイミングで各ステージを1回のみプレイし、そのスコアを計測データとしています。やり直しは禁止。
※ハイスコア記録は2019年11月からのプレイでステージごと、ハイスコアを出した日付とその点数を記録してプロットしています。
アプリ「新曲視唱」の記録
■総合
平均点(過去4週間):75.4点
練習回数(過去4週間):298回
■計測の目的と方法
目的:自分の階名⇒の能力を客観的に把握する
方法:長調と単調、それぞれで各難易度をまんべんなくプレイする。
※画像はアプリ内のレポート
耳コピした曲一覧(今月4曲・累計6曲)
■ピアノアレンジ演奏したもの
スーパーの呼び込みくん
テトリスのテーマ
インプットした曲一覧(今月9曲・累計16曲)
インプットしたコード進行一覧
■コメント(感想など)
・アプリ「ずっしーの音感」
先月の目標だったステージ2のスコア30000点越えを4月中に達成できました。やったー!一方、ステージ5に注目してください。スコアの伸びが芳しくありません。バックのBGMが流れてる上で、コードの分散を特定するのは難易度が高いように感じます。このスコアが伸びることが正義ではありませんが、ここまで伸びが悪いと作戦を考えないといけないと考えました。具体案は思いつきません。鳴る音をメロディだと思ってしまうとか…??
・アプリ「新曲視唱」
短調だと初級を歌うのもままならないので、4月は短調中心にトレーニングしました。
・耳コピした曲一覧
成果で書きますが、楽器には一切触れず頭のなかでインプットしてない曲の耳コピに挑戦してみました。まだ2曲しか取り組んでいませんが、精度は7,8割ほどです。あとめちゃくちゃ疲れます。
・インプットした曲一覧
気づいたら9曲もやっていました。短調の曲が少ないので、増やしていきたいですね。あと知っている曲だからついついインテンポで歌ってしまいがちになりますが、実は間違った階名で歌っていることがあります。私の場合、ムーンリバーと雪の進軍がそうでした。矯正に意外と時間がかかるので、歌うときはゆっくり、ちょっとでも油断してると思ったら立ち止まるようにするのがいいと改めて思いました。でもゆっくり歌うのはまどろっこしいので、コレガムズカシイ
・インプットしたコード進行一覧
先月の気づきから、4月からコード進行のインプットをはじめました。インプット方法は以下のページを参考にしています。コード進行はインプットした曲から耳コピ⇒怪しいところはネットで答えを確認したうえで4小節ごと、最低5日かけてインプットしています。4月はやさしさに包まれたならからインプットしています。ぶっちゃけコードを正しく押さえること自体結構難しいのでストレスになります。ゆっくりやるのが近道だとわかっていてもなぁ、、、
②4月の気づき
脳内耳コピをはじめた話
突然ですが問題です。この曲はなんでしょう?
(宮城県民限定)
正解発表!上が「青葉城恋歌」、下が「ベニーランドのテーマ」です。(宮城県民にしか伝わらない…すみません)
曲のメロディを頭でゆっくり流すとメロディ1粒1粒が単音となり、階名として聞き取れるようになったのは3月末。知ってる曲はもちろんのこと、知らない曲も"瞬時"に階名が分かる、歌えるようになるのが10月末までの目標です。となると、ゆっくりでも階名がわかるなら階名⇒音を何度もそれを繰り返せばメロディとしての感覚も身につき、結果的に階名特定のスピードが上がるのではないかと考えました。そこでわたしは休憩時間を利用して脳内だけで曲を流して階名を予測する「脳内耳コピ」をはじめました。
私のこれまでの耳コピスタイルを思い返すと、音を聞いて適当に鍵盤を触りその音を当てるいわば音合わせのスタイルでした。このスタイルは非常に楽なのですが、階名⇒音の訓練になっていないことに気づきました。理想の耳コピスタイルは①曲を聴く②階名が分かる(音→階名)ですが、②になるには脳内耳コピ(階名→音)の訓練は必要なんだと思います。
そして脳内耳コピはぶっちゃけ、めちゃくちゃエネルギーを使います。疲れます。が、できる範囲で取り組んでいこうと思います。
スキマ時間に相対音感トレーニング!専門youtubeチャンネル開設しました
相対音感のトレーニングは楽器の前でやるスタイルが基本だと思います。ただ、社会人の方は特に家にいてトレーニングする時間は限られてくるのではないでしょうか。通勤時間や仕事の休憩時間などのスキマ時間でも実際の曲での音感トレーニングをしたい!そう思った私は、なんとこの度
移動ド唱法専門のyoutubeチャンネルを作りました!!!!
その名も「スキマ時間に聴いて歌って相対音感トレーニングチャンネル」
サンプル1
このチャンネルでは、実際の曲の階名をAIきりたんが歌うスタイルとなっています。まずはAIきりたんの見本を聴き、そのあと階名を思い出しながら実際に歌う(歌えない場合は心のなかで思い出す)流れになっています。通勤中に聞き流すもよし、休憩時間に車のなかで歌うもよし、歌えない場合は心のなかで思い出すだけでもよし、ぜひご活用くださいませ。
編曲は勉強中ですので、伴奏のクオリティは今後ご期待ください。m(_ _)m
③トレーニングはじめて半年の感想と来月に向けて
入口に立った。そんな感覚です。4月末で相対音感トレーニングをはじめて半年が経ちました。100日のトレーニングではこれといった変化はありませんでしたが、さすがに半年もやっていると「単音が聞き取れる」「思い浮かべた階名を歌える」「ときどきメロディが階名で降ってくる」「コード進行の感じがちょっとわかりはじめる」「(演奏面)転回系に慣れてきた」など各方面で成長を感じます。相対音感はさまざまな方面の能力が総合的に合わさってようやく成長を感じるものだと思います。
入口に立ったというのは、「メロディやコードを感覚的に理解できる感覚が理解できた」ということです。右脳を使っている、みたいな。説明が難しいです。ただ1つ言えるのは「相対音感はゆっくりだけどちゃんと成長する」ということです。成長を感じられず、モチベーションが下がることが多いですが、やれば伸びるのは確かだなあと思いました。
5月は階名→音のトレーニングを中心にやっていきたいですね。なかなかツラいですが…!それではまた来月!!
【おまけ】
①私が実行してきたトレーニング一覧
▼曲の主音を特定
・主音当て(知っている曲を聴いて、頭のなかで無理やり曲を終了させて落ち着く音を見つけ、主音と思う音を歌う。ピアノで合っているか確認)
▼「階名⇄音」結びつけ
・移動ド唱法(知っている曲のメロディを歌う。1フレーズ最低5日は行う)
・真・移動ド唱法(伴奏をつける知っている曲のメロディを歌いながら)
・ドに向かう2音をインプット(ソ〜ド〜♪のような2音をインプット)
・2音のしらみつぶしトレーニング(ド→レ、ド→ミ…ド→シのような、伴奏もつけて)
・様々な調でスケールを歌う(アプリ「新曲視唱」の機能を利用する)
・アプリ「聴くだけ!聴音2」(ひたすら聞く)
▼「音→階名」アウトプット
・アプリ「ずっしーの音感トレーニング」1〜5いずれのレベルでも、正解率9割ほどを目指す)
・アプリ「function ear trainer」(半音階を絡めつつ毎日行う)
・耳コピ
▼「階名→音」アウトプット
・アプリ「新曲視唱(入門2、初級)」(毎日5問はやる、お題を見てまずは一旦音をイメージして歌い、間違った音程や苦手なインターバルがある場合は2音のしらみつぶしを行う)
・ドを基準にランダムに単音を歌って、音があっているかチェック
・脳内耳コピ←New
②愚痴とか悩みとか
このコーナーは愚痴とか悩みを綴っています。解決したら解決法を書き込んでいきます。同じような悩みを抱えている方に、共感してもらえたり、悩みの解決になれば幸いです。
これまでの愚痴(精神面)
(2月)トレーニング100日超えても成長実感があまり感じられず、「100日過ぎたというのに自分はこの程度か…はぁ〜」と落ち込んだ
(2月)社会人だからと言い訳したくないけど、毎日トレーニングはなかなかキツイ。トレーニングできなくても自分を許す心が大事かも
(4月)ふと、階名が分かったから何なんだろうと思ってしまった
できないこと(技術面)
(2月)階名ドとソをよく間違える
(2月)階名ラを歌うのが異常に苦手
(2月)新曲視唱の総練習回数は600回を超えたというのに、いまだミスるたった2小節なのに
→(3月)継続してやっていたら、ある日突然できるようになった。解決!
(3月)マイナーな曲をインプットできてない
(4月)しらみつぶしトレーニングで思い浮かべた階名をまだ正確に歌えない。特に3音以上
(4月)しらみつぶしトレーニングのとき、コードがそもそも正しく押さえられない
(4月)調を意識して、主音以外の音から歌い始めるのが苦手
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(書いてる人)
音楽経験:
①クラリネット
2014年夏に短大の吹奏楽部に入り、クラリネットを始める。2016年末で一旦楽器から離れる。2019年に吹奏楽団に入り、現在も続けている
②ピアノ
2017年の夏にピアノを始める。2019年夏まで月2、3のレッスンに通っていた。現在は独学
③作曲
2018年1月に作曲を始める。2019年、成長を感じられず挫折。
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