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音と階名の結び付けはもう十分?【相対音感トレーニング9ヶ月目】

【お知らせ】
毎月投稿している当noteですが、6月の報告は筆者が当月初旬に不眠症による体調不良のため投稿できませんでした。6月分は7月分と併合しての投稿となります

このノートは就職を機にピアノを始めたはいいものの『楽譜どおりなら練習すれば弾けるけど、アレンジはできないし、コード進行など曲の構造も理解できない。これまで練習した曲をあとから弾こうと思っても楽譜がないと演奏できない。

そんな音を自由に扱う感覚が一向に得られず悩んでいた私が

「楽譜がなくても、曲を弾ける人」
「初めて聞いた曲をすぐ耳コピ、アレンジできる人」
になるために、相対音感を鍛える様子を記録していくものです。

「どんな方法で音感トレーニングするのか」「トレーニングの成果や気づき」「苦労や克服方法」を毎月このnoteにまとめて書いていきます。

私と同じような境遇の方に向けてサンプルの1つとして参考していただけたら幸いです。トレーニングは2019年10月から実施しています。

Twitterでもこんな感じで毎週報告しています。興味があればぜひ見てみてください!

(補足)なぜ相対音感トレーニングなのか
それはこちらのサイトを見てください。
トレーニング方法は「ずっしーの音楽教室」のサイトをもとにし、自分なりのトレーニングを試行錯誤しています。そのため、当noteでは「しらみつぶしトレーニング法」などこちらのサイトで使っている用語を使用します。

2020年10月末までに達成したい目標

「曲を聞いたとき、その曲のメロディの階名が瞬時に頭に浮かんでくるようになる。頭に浮かべた階名を正確にアウトプットできるようになる」

まずはメロディを正確に聞き取る、歌える状態(調性音感とメロディの音感習得)を目指しています!

▼6月と7月の振り返りと気づき

脳内耳コピが早くできるようになってた話

結論からいうと早くなったというのは主観です。提示できる証拠はありません。なんとなく、前よりも苦労することなくメロディの階名が特定できるようになったなって話です。

さて、5月の挫折を乗り越え6月から心機一転でトレーニングをはじめた矢先のこと、某事情により筆者が不眠症になり毎月の報告はおろか、トレーニングすらできない日々が続きました。

眠れない日々が2週間以上続いたため毎日食べること働くことで精いっぱいでしたので、これまでほぼ毎日いろいろなトレーニングを毎日やっていましたがどれもお休みしていました。

そんななか唯一、無意識にやっていたトレーニングがあります。

脳内耳コピ」です。

ラジオやテレビ、コンビニやカフェで流れている曲のメロディの階名を歌って特定するこのトレーニングだけは、無意識にやっていました。流れている曲を聴いて、階名を歌ってみる。特定できなそうなフレーズは放置。分かるフレーズだけ「あ、これはドレミ~♪だな」とか考えて生活していました。結構適当です。

そんな感じで6月が過ぎ、某事情が解決して7月からトレーニングを徐々に再開していきました。7月中旬には精神も回復しました。

6月から無意識にはじめた脳内耳コピは7月に入っても続けていました。そして7月下旬にあることに気づきます。主観で自分の感覚の話になりますが「前よりメロディの階名特定に苦労しなくなったな」と感じるようになっていました。

このトレーニングは結構前からやっています。(4月、5月くらいかな?)思い返せばこの「階名→音」のアウトプットは脳みそめちゃくちゃ疲れます。大切だと分かっていてもあんまり積極的にやっていませんでした。

それがいつの間にか、あまり脳みそを使わずにできるようになってきたのです。

こうなった理由は、「わかるフレーズだけを何度も歌うことで、階名→音に慣れた」「時間経過による階名⇔音の結びつきの定着」が考えられます。

まとめると「階名→音」の訓練をたくさんやることで、初めて聞いた曲でも階名がわかるようになるのです

ちなみにメジャーキーの曲の最初の音は「ド」「ミ」「ソ」(たまに「シ」)であることが多いです。うん、面白い

(補足のようなもの)筆者が思う耳コピ(階名が分かる)理屈
耳コピは①曲を聴く②階名が分かる(音→階名)手順ですが、鍵盤もなにも使わず②ができるのは脳内耳コピ「階名→音」ができるからだと肌感で思います。歌える階名は、聴こえる感覚です。

エレクトーン歴20年以上の相対音感持ちの母親に話を聞いてみた話

ネタバレ:鍵盤の位置と階名の音の結びつけも大事っぽい

筆者の母親は楽譜を見ずにいろいろな曲に伴奏をつけて演奏できる能力をもっています。いわゆる「耳コピアレンジ」ができるのです。確か音楽検定(人に音楽を教えるために必要な資格)も持っていた気がします。身近なのにすっかり忘れていました。

このまえ実家に帰ったときちょっと話を振ってみました

筆「お母さんは初めて聞いた曲でもドレミ(階名)で聴こえるの?」
母「聞こえるというか、鍵盤の動き見えてくるのよ。脳内でハ長調の鍵盤してる(移動ド)感じ。だからメロディを聞くとハ長調ならすぐ弾けるのよ
筆「なるほど~」

そのときの会話は以上です。一番聞きたいことを聞いて会話が終わってしまいました。ちなみに母は階名で歌おうと思えば歌えるそうです。

この記事を書いているとき、そういえば10年くらい前にも母に同じような質問をしていたことを思い出しました。当時中学生の筆者はなんでも弾ける母に「どうしたらなんでも弾けるようになるの?」と聞いたら、「うーん、とにかく曲をたくさん弾くことね」と返答がありました。さらに「お母さんが音楽教室に通っていたとき、事前に渡されてた曲を先生の前で即興でアレンジすることやってたなあ。嫌だったわあ笑 それも関係あるのかもね」

階名と音の結びつきには歌う以外にも方法があるということですね。それが「鍵盤のイメージ」なのです。

母が階名と鍵盤のイメージの結びついたのは、幼い頃からたくさん曲を弾く、アレンジすることで自然と培われたものだと思います。

結論、母の話から音感トレーニングに活かせるトレーニング方法は「移動ド唱法するとき、鍵盤も同時にイメージしてみる」

アプリ「ずっしーの音感」のステージ1でノーミスできた

まずはこれを見てください。

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やったぜ。

9月末からプレイをはじめて約9カ月、2020年6月29日に遂に全問正解できました!すべての問題に確信をもって答えられました。

「ド→ファ」と「ド→ミ」に苦戦しました。

次はステージ2だ!

▼6月と7月の成果、記録

アプリ「ずっしーの音感トレーニング」の記録

ずっしーアプリ記録 2019年10月22日~

ずっしーアプリハイスコア更新記録 2019年11月17日~ (1)

■計測の目的と方法
目的:自分の音→階名の能力を客観的に把握する
方法:縦軸はずっしー音感トレーニングアプリのスコアデータ、横軸は日付です。計測のタイミングは就寝前で、各ステージを1回のみプレイし、そのスコアをプロット
※ハイスコア記録は2019年11月からのプレイでステージごと、ハイスコアを出した日付とその点数を記録してプロットしています。

アプリ「新曲視唱」の記録

■総合
(平均点)
統計:75.3点 / 過去4週間:74.5点
(練習回数)
統計:1097回 / 過去4週間:2回

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■計測の目的と方法
目的:自分の階名⇒の能力を客観的に把握する
方法:長調と単調、それぞれで各難易度をまんべんなくプレイする。
※画像はアプリ内のレポート

インプットした曲一覧(6月7月8曲・累計29曲)

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■コメント(感想など)

・アプリ「ずっしーの音感」
 ステージ1のノーミスを遂に達成しました。やった!まぐれかなと思いましたが、数日後の挑戦で再度ノーミスでクリアできたのでだいぶいい感じになっていると実感しました。あとは反応速度を早くしていけたらいいかな。次はステージ2、ステージ3のノーミスを狙っていきたいです。最近、長3度、短3度のインターバルが苦手と感じるので道のりはきっと長いでしょう…。

・アプリ「新曲視唱」
 練習回数2回!語ることはありません!

・インプットした曲一覧
 音と階名の結びつきがまあまあ強くなってきたのか、移動ド唱法で曲をインプットするのが退屈になってきました。特にメジャーキーの曲。なので、インプットするペースが下がっています。この対策として、これまで鍵盤でメロディを弾くと同時に階名を歌う回数を減らし、メロディを弾くまえに頭のなかで階名を想像→歌う→鍵盤で合っているか確認というやり方に変えています。そしたら手応えあり、脳みそを使っている感じがあります。
 ここであれ?と思った人、そうです。この練習って「音⇔階名の結び付け」ではなく「階名⇒音」のトレーニングになっているのです。(いわゆる脳内耳コピ)
 推測ですが、もう私はメジャーキーの場合「音⇔階名の結び付け」のステップから「階名⇒音」のステップに到達しているのだと思います。これからは「階名⇒音」をひたすらやり続けるのがベストだと考えます。ただし、短調の曲はまだまだ慣れていないのでこっちをメインに引き続きインプットしていけたらいいかなと思います。

※これまで掲載していた耳コピした曲一覧とインプットしたコード進行一覧について
 いままで掲載していた耳コピした曲一覧は、鍵盤の音を適当に鳴らして音をたどる受動的な耳コピと音に頼らず階名を特定する能動的な耳コピ(階名→音)がごっちゃまぜになっていました。次回から脳内耳コピ(能動的な耳コピ)した曲一覧を作る予定です。
 いままで掲載していたインプットしたコード進行一覧は、実際の曲のコードを4小節ごとに分けたり、よくある進行をインプットしたら一覧に追加していました。しかし、コードのインプットをはじめたときからいまいちコード進行がインプットできている感覚が感じられませんでした。(コードの響きとディグリーネームの結びつきを感じられない)6月の不眠症のありぶっちゃけ全然インプットできてません。それによくある進行のインプットが思ったより楽しくなく、実際の曲のコード進行のみでインプットしていきたい気持ちです。そのためインプットしたコード進行一覧は来月からリスタートします。

▼来月に向けて

6月と7月はあまりトレーニングしてないわりに地味に進歩がありました。こうやって報告を書いていて実感します。

私の場合、「音⇔階名の結び付け」はもう十分で「階名⇒音」をメインにトレーニングする必要があることが分かりました。来月やることは決まりました。

相対音感トレーニングは結構孤独なトレーニングになりがちで、挫折ポイントがいくつもあります。コンスタントに続けられる人って逆に少ないと思っています。それでもなりたい自分になるためにはこの報告のように定期的に俯瞰することが大事ですね。

報告にも書きましたがそういえば最近、しらみつぶしトレーニングとよくあるコード進行のインプットを全然していません。

これには理由があって、とはいえ直観なのですが、やっぱり何かを学ぶときって「帰納的」なんだなと感じるのです。例えば仕事、入社時には「この作業はなんのためにやっているんだろう」みたいに分からない作業があっても、実務をこなしていくうちに「あー、そういうことね」と点と点がつながるようにわかってくる経験って何度もありますよね。

そういう具体的な経験から法則性が分かってくる、これが「学ぶ」なのかなと思うのです。そういう意味で、しらみつぶしトレーニングをやるなら実際に移動ド唱法してみて苦手なインターバルを集中的にトレーニングするようなやり方がいいのかな~と感じます。

話がずれましたが、また来月!

いつもいいね!をくださるみなさま、励みになります。
ありがとうございます。m(_ _)m

【おまけ】

①私が実行してきたトレーニング一覧

▼曲の主音を特定
・主音当て(知っている曲を聴いて、頭のなかで無理やり曲を終了させて落ち着く音を見つけ、主音と思う音を歌う。ピアノで合っているか確認)

▼「階名⇄音」結びつけ
・移動ド唱法(知っている曲のメロディを歌う。1フレーズ最低5日は行う)
・真・移動ド唱法(伴奏をつける知っている曲のメロディを歌いながら)
・ドに向かう2音をインプット(ソ〜ド〜♪のような2音をインプット)
・2音のしらみつぶしトレーニング(ド→レ、ド→ミ…ド→シのような、伴奏もつけて)
・様々な調でスケールを歌う(アプリ「新曲視唱」の機能を利用する)
・アプリ「聴くだけ!聴音2」(ひたすら聞く)

▼「音→階名」アウトプット
・アプリ「ずっしーの音感トレーニング」1〜5いずれのレベルでも、正解率9割ほどを目指す)
・アプリ「function ear trainer」(半音階を絡めつつ毎日行う)
・耳コピ

▼「階名→音」アウトプット
・アプリ「新曲視唱(入門2、初級)」(毎日5問はやる、お題を見てまずは一旦音をイメージして歌い、間違った音程や苦手なインターバルがある場合は2音のしらみつぶしを行う)
・ドを基準にランダムに単音を歌って、音があっているかチェック
・脳内耳コピ

▼「コード進行の響き⇔ディグリーネーム」
・T・S・Dの感じを確認してみる

②愚痴とか悩みとか

 このコーナーは愚痴とか悩みを綴っています。解決したら解決法を書き込んでいきます。同じような悩みを抱えている方に、共感してもらえたり、悩みの解決になれば幸いです。

これまでの愚痴(精神面)
(2月)トレーニング100日超えても成長実感があまり感じられず、「100日過ぎたというのに自分はこの程度か…はぁ〜」と落ち込んだ
(2月)社会人だからと言い訳したくないけど、毎日トレーニングはなかなかキツイ。トレーニングできなくても自分を許す心が大事かも
(4月)ふと、階名が分かったから何なんだろうと思ってしまった

できないこと(技術面)
(2月)階名ドとソをよく間違える
(2月)階名ラを歌うのが異常に苦手
(2月)新曲視唱の総練習回数は600回を超えたというのに、いまだミスるたった2小節なのに
→(3月)継続してやっていたら、ある日突然できるようになった。解決!
(3月)マイナーな曲をインプットできてない
(4月)しらみつぶしトレーニングで思い浮かべた階名をまだ正確に歌えない。特に3音以上
(4月)しらみつぶしトレーニングのとき、コードがそもそも正しく押さえられない
(4月)調を意識して、主音以外の音から歌い始めるのが苦手
(5月)いまだにドとソをよく間違える
(5月)フレーズのはじめの音を当てるのが苦手。パッとでてこない。
(5月)3音以上のフレーズになると3、4音目で途端に階名が分からなくなる。検討つかなくなる
(5月)ミ→ドやファ→ド、ソ→ミのような4度以上離れた2音は聞き取れない
(7月)左手のリズムのパターンが少ない。リズム感を鍛える必要も感じる

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(書いてる人)
音楽経験:
①クラリネット
2014年夏に短大の吹奏楽部に入り、クラリネットを始める。2016年末で一旦楽器から離れる。2019年に吹奏楽団に入り、現在も続けている
②ピアノ
2017年の夏にピアノを始める。2019年夏まで月2、3のレッスンに通っていた。現在は独学
③作曲
2018年1月に作曲を始める。2019年、成長を感じられず挫折。

▼Twitter

▼ピアノ演奏

▼スキマ時間に聴いて歌って相対音感トレーニング


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