ルービックキューブの解法「7人のサムライ」の「技」を解説(PDF付き)
写真は初代?のルービックキューブ。(日本配色らしい)
自力でそろえることが出来たのは3面までで、残りの1ピースの向きが違うところまで。(ひょっとしたら、一度分解してハメた時に間違えたのかも)
大人になって、ちょっとググれば解法が見つかるようになって、全面そろえてそれ以来置き物になってました。
最近は特許切れにともない、高性能な製品が簡単に手に入るようになって、取説にも解法が書いてある親切さです。
解法がわかっていても、なんとなく時間を溶かしてしまう(全部暗記できてるわけではない)ので、よく使う回し方「技」を厳選して1枚のPDFにまとめました。
「7人のサムライ」としてますが、例によって名前は、Alice, Bob, Carol, Dave, Eva, Frank, Graceの7人です。それぞれが、「技」を持っていてその7つの技を覚えれば6面そろえられるようになります。
はじめは「壱の型」「弐の型」と名付けたのですが、子供受けが悪く、そういうブームも去ったのだと実感したのでした。
この解法は、完全一面(一つの面がそろっていて、四方の面もそろっている状態)はそろえられる前提で、そこからの手順です。
そうしたら、そろった完全一面を下にして構えてください。この最初の持ち方をホームポジションだと思ってください。
全体の流れは、簡単です。
下から2段目をそろえる
上面をそろえる
上面の合ってないパーツを入れ替える
という3ステップです。
下から2段までの2つの「技」
ここで言う「技」は一定の回し方をすると、もともとそろっていた面は維持したまま、移動したいパーツを移動できる手順のことです。
回し方はシンプルに6種類だけ
それぞれの「技」を構成する回し方は6種類だけに厳選しました。
この回し方は、声に出しながら手で覚えるのがおすすめです。「アール(右手でぐるっと)」「ユー(上の一段を右手の人差し指で押しながらぐるっと)」みたいに。
Aliceの技
そろえた一面(ここでは白)を下にして、一番上の段をくるくる回してみるとこの「Alice」が見つかることがあります。(もしくは「Bob」)、見つからない場合は、どちらかを一度やってみると出現します。
U:一番上の段を(上面から見て)時計回りに回す。「’」がつくとその逆。R:一番右の列を(右側面から見て)時計回り回す。「’」がつくとその逆。y:全体を(上面から見て)時計回りに回す。「’」がつくとその逆。
「いや、その<U'>って、どう読むのよ?」というのが、一つのハードルでもあります。「ユーダッシュ」でも「ユーテン」でも、呼びやすいもので区別がつけばよいのです。今回紹介する方法は小文字大文字の種別は無いのでこれで乗り切れます。
Aliceの技は「ユー、アール、ユーテン、アールテン、ユーテン、ワイテン、アールテン、ユー、アール」です。
Bobの技
これは「Alice」とは、移動したいパーツの位置が90度違っているケースです。
F:正面の面を時計回りに回す。「’」がつくとその逆。
この二つの「技」で、下から2段目までは確実にそろえることができます。
この「Bob」を実行すると、上の段の真ん中にあったものが2段目の来てほしい位置に移動してきます。
天面は「Carol」「Dave」「Eva」
天面をそろえるのは、クリーンナップの「Carol」「Dave」「Eva」です。
Carolの技
まずは「Carol」を使って、天面にクロスを作るところまでの仕事になります。
クロスができれば、他のコーナーがそろっていてもいなくても構いません。どこかのコーナーがそろっていても、それはそれでOKです。
Daveの技
これは先に技を書いておきます。
回し方記号に「2」が付いたら2回繰り返します。結果的に180度まわすので、どっち回しでもよいのですが。
Evaの技
この二つの技は、状況に応じて使い分けます。
それが、こちらの表。
天面のパーツの入れ替え
まずは、四隅のパーツの向きをそろえます。「Frankの技」を何度か繰り返すと、四つのパーツがそろいます。
Frankの技
上の段をくるくる回して状態をよく観察してみましょう。
四隅がそろえば、真ん中の十字の側面が下の4つのどれかになっています。
Graceの技
最後の仕上げが「Graceの技」です。
M:真ん中の列を天面が手前に来るように90度回す。「’」が付いたら反対。
以上の厳選された7人のサムライの「技」の組み合わせで、6面そろえることができます。たくさんある解法の中で、覚える回し方をなるべく少なく、中高年の脳みそにもやさしい解法を厳選しました。
今回使用したGAN CUBEはこちらです。
本家(今は、メガハウス)も回しやすくなってるらしいです。