山手線の「内回り」と「外回り」、どっちのことか?を覚える簡単で最善の方法
日本では自動車も自転車も電車も原則として左側通行です。日本以外ではイギリスも同じく左側通行です。
それが外回りとか内回りという呼び方になると、途端に「ん?」となる人が多いようです。
車を運転する自分としては、なんの疑いもありません。首都高で言えば3号線から谷町JCTに向かって左折方向(渋谷から新宿に向かう方向)が外回り、その逆が内回り。これが体に染み付いてて、何がわからないのか謎でした。
しかし、調べてみるといろんな覚え方があって逆に混乱するんじゃないかと思います。
味わい深い諸説
ググるといろいろな覚え方が出てくるので、それぞれをゆっくり味わってみようとおもいます。
たしかに、こういう「のりば案内」には自分の目指す駅名が書いてあるとか、前後関係を知っている前提なら成り立つけど、関東以外から来る方や観光客には非常にわかりにくい。
時計回りが「外回り」
これは、一つの要素を覚えれば応用が効く優れた覚え方の一つ。当然、反時計回りが「内回り」になります。ただ、なんとなく垂直に設置された壁掛け時計をイメージした時に、それを水平に回転させる転換にアタマの力を消尽しがちです。
ホームアナウンスの声の性別
言われるまで気が付かなかったけど、確かにそうですね。これならどっちに乗るべきかわかっていれば、間違いなく区別できそう。
ちなみに、外回りが男性です。
ホームドアの線の数
すでに多くの駅に設置されている、ホームドア。これも、識別という意味では明確。ただ、新宿などの主要駅ではまだ工事が出来ておらず、2031年にようやくできあがる予定とのこと。
しかし、ホームのアナウンスにしろ、ホームドアの線の数にしても、ホームに上がらないとわからないという問題があります。
問題はその手前のタイミングで、「内回り」「外回り」どっちのホームに上がるべきか?という時に困るわけです。
覚え方もいろいろですがそれぞれ一長一短。時計回りを理解するほかは、ホームに行かなきゃわからないという欠点もあります。
というわけで、それよりも画期的な覚え方はこれです。
山手線も左側通行
冒頭にも書いてありますが簡単すぎて読み飛ばしてるかもしれないので、もう一度書きます。
原則として日本では電車も左側通行。山手線も例外ではありません。
つまりこういうことです。
例えば「巣鴨」から「神田」に向かいたい場合、外回りの方が近いわけですが、山手線が「対向して走っている」ことをイメージしてみてください。
「左側通行」を想定して体を動かそうとすれば、自然と「外回り」を選択するはずです。
逆に、「五反田」から「田町」に向かおうとしたときに(つまり反時計回りの方向)左側の線路を通行しようとすると、内側の円周を通ることになりますよね。
これが「内回り」。
これは、もう電車を運転する気持ちになるのが一番良いのかもしれません。
自分が良く使う山手線の駅からどっちに向かうか、運転するイメージで確かめてみてください。
参考に味わい深い映像作品を貼っておきます。
この「左側通行」の原則を理解していれば、どの駅からでもホームに上がる前でも、乗車駅と降車駅の位置関係さえ把握していれば「内回り」「外回り」に惑わされることはありません。
ちなみに、この電車は神田から有楽町や田町の方面に向かいます。さて、「内回り」「外回り」どっちでしょう?
ま、時間に余裕のある方はどっちの向きに乗ってもたどり着けるわけですけど。「終点、おおさき~」って言われない限り。