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ハレとケと暮らしと
「ハレとケ」という概念が好きです。
特別な日に着る「晴れ着」の「ハレ」と同じで非日常と日常を表す言葉。
「ヨソモノ」として何かに関わることは、互いに非日常。
でも、そこでの暮らしが始まるとそれが日常へと変化していく。
2016年。岡山の小さな村に月に一度通って自分が出来ることをしていた。
お祭り設営を手伝ったり、ビブリオバトルを開いたり、電柵設置を手伝ったり。ただただ夜空に広がる天の川を眺めたり。
そこでの活動はいつしか暮らしの一部になりました。
その村に泊まり、食卓を囲んで昔の話を聞いていた。
テレビ番組の「田舎に泊ろう」みたいだと思いながら、どんどんこの村が好きになった。気になる人が増え、好きな場所や、季節の変化を知ったから。
関係人口になったのだと思う。
その場所のことが好きなことをもっと書き残したい。
民俗学にも文化人類学にも明るくないけれど、
そこが好き。ただそれだけの思いを言葉にしたい。
その町では60歳は若いと言われる。80代でそれなりの年齢。
90歳でも元気に野良仕事。
そんな村の、淡々と暮らし続ける人の話を書き残そうと思う。
もしかしたら、今しか無いかも知れないから。
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